19年5月31日情報

■市况概説=トルコ貿易相場は急反発。中国・鉄鉱石相場は100㌦超へ。

■関東湾岸は模様眺め気配。H2・29,500~30,000円(5月29日)=関東湾岸や地場相場は依然として模様眺め気配が続いている。米国の対中国・制裁強化(関税25%実施)、トルコへの制裁緩和(50%関税を25%へ)などによる同国の戻り高など強弱マチマチ。主要埠頭の足元相場は、H2で29,500~30,000円(前週横ばい)、HS・33,000~34,000円(同・横ばい)、新断バラ31,500~32,500円(同・横ばい)気配だ。

■米国・コンポジット価格は263.33㌦。3週同値(5月29日)=5月28日付け東部3都市・コンポジット価格(HMS1)は263.33㌦で前週と同値。内陸部のピッツバーグ270.00㌦、シカゴ260.00㌦、港湾都市フィラデルフィア260.00㌦で、3地区とも新たな動きは見られない。

■鉄鉱石スポット価格、100㌦台続く(5月30日)=中国の鉄鉱石62%スポット価格(粉鉱、Fe62%、CFR)5月29日は100.70㌦。28日102.69㌦。27日104.18㌦。24日100.61㌦。▼18年の月間高値は10月74.24㌦。安値は7月64.07㌦。直近最安値は15年12月39.77㌦。年間平均は17年70.06㌦。16年57.35㌦。

■鉄スクラップ、トルコ向け貿易市場は急反発(5月28日・産業新聞)=米国からトルコ向け新規鉄スクラップ輸出価格が急騰した。商社などによると、直近の成約価格はCFRトン当たり310―316㌦前後(HMSNo.1・80%&No.2・20%、約3万4300~3万5000円)。米国のトランプ政権が先週16日にトルコから輸入する鉄鋼への追加関税を50%から25%に引き下げると発表したのに対し、トルコの鉄スクラップ需要家や米国の鉄スクラップ輸出業者などが反応。直近安値から20ドル以上の反発となった。

■LME鉄スクラップ先物相場(5月30日) ▽5月29日・先物1ヶ月=300.0㌦(前日300.0㌦)。2ヶ月=307.5㌦(310.0㌦)。3ヶ月=309.0㌦(308.5㌦)。6ヶ月=300.5㌦(304.0㌦)。12ヶ月=278.5㌦(290.0㌦)。

■東鉄、5月9日500円下げ以降は変わらず(5月29日)=東京製鉄は5月9日から500円値下げした。5月29日現在の特級価格は、宇都宮29,000円(500円下げ)、田原30,500円(同)、岡山29,500円(同)、九州30,500円(同)、高松28,000円(同)となる。http://www.tokyosteel.co.jp/kb/

■大同特殊鋼、鉄スクラップ建値、24日から新断以外500円下げ=大同特殊鋼・知多工場建値は5月29日現在、新断31,500円(前日と同じ)、HS・26,500円(500円下げ)、H2・25,500円(500円下げ)、ダライ粉15,000円(500円下げ)である。

▽本日の建値価格はhttps://www.daido-genryo.com/を参照してください。

■現代製鉄、H2・30,000円FOBでビッド。前回比500円下げへ(5月22日)=現代製鉄は5月22日、H2を30,000円FOBでビッドした。引き下げは6週連続。ビット(買い呼び値)価格はH2・30,000、H1・31,000円、シュレッダー、HS34,000円、新断バラ35,000円、同プレス36,000円でいずれも500円安。積み期は7月15日まで。集まったオファーは10万㌧超とされる。

■鉄源協会調べ・H2相場(5月第4週)=関東27,833円(先週28,000円。前年同週34,833円)。▽関西30,125円(先週30,125円。前年同週33,375円)。

■異形棒鋼価格(同・5月第3週)=東京74,000円(前週74,000円)。▽大阪68,000円(前週68,000円)

スクラップ関連

■7―9月鉄鉱石、21%上げの見通し(19/5/20・産業新聞)=関係者によると、7―9月鉄鉱石は4―6月比21%上がる見通し。原料炭は4―6月がほぼ1―3月並み。米中貿易摩擦など不確実性はあるものの、中国をはじめ堅調な鉄鋼生産を背景に原料高が続く見通し。

■エムエム建材、鉄スクラップ貿易の直取引を実施(19/5/17・産業新聞)=エムエム建材は、韓国・台湾・ベトナムを中心とした鉄スクラップ貿易の直取引を19年6月から実施する予定。鉄スクラップの輸出事業は株主会社であるメタルワンと三井物産スチールから業務を受託し行っていたが、6月からはエムエム建材が鉄スクラップ貿易取引を直接取り扱う。

■鉄リサイクリング・リサーチ、「ベトナムの鉄鋼・鉄源需給の現状」(19/5/20公開)=18 年粗鋼生産に要した鉄スクラップは 904 万㌧(以下推定)。高炉のスクラップ消費量(配合 10%と推察)89 万㌧、アーク電炉及び誘導炉(スクラップ歩留りを電炉 90%、誘導炉 95%と仮定)815 万㌧。904 万㌧の需要量からリターンくず493 万㌧(発生率を3%で仮定)を除く 855 万㌧が購入スクラップで、うち輸入は通関量 568 万㌧。この他、カンボジアや中国などデータ不詳なスクラップ年間 20 万㌧を想定(現地情報)。この結果、総輸入量約 590 万㌧と見て、輸入比率は 68.8%(約 70%)と推察される。http://srr.air-nifty.com/home/files/190520.pdf