6月21日情報

■市况概説=現代製鉄、H2・28,000円FOBでビッド。1年11ヶ月ぶりの安値。東鉄、6月21日から全拠点で500~1,000円下げ。鉄鉱石スポット価格、今年最高値を更新

■現代製鉄、H2・28,000円FOBでビッド。前回比1,000~2,000円下げ。1年11ヶ月ぶりの安値(6月20日)=テックスレポートによれば、現代製鉄は6月20日、日本産鉄スクラップのビット(買い呼び値)価格を前回から1,000~2,000円下げた。H2は28,000円FOB、H1・29,000円FOBでいずれも1,000円下げ。シュレッダー、HSが31,000、新断バラと同プレス32,000円でいずれも2,000円下げ。H2と新断の格差は年初8,000円だったが、足下では4,000円と半分まで縮まった。

▽韓国向けの輸出相場は17年7月以来1年11ヶ月ぶりの安値に後退し、なお下げ止まり感は見えない。

■東鉄、6月21日から全拠点で500~1,000円下げ(6月20日)=東京製鉄は6月21日から岡山、宇都宮、高松の3拠点で全品種500円、九州で全品種1,000円、田原で新断類1,000円、その他500円値下げした。この結果、6月21日以降の特級価格は、宇都宮27,500円(500円下げ)、田原28,000円(500円下げ)、岡山27,000円(500円下げ)、九州27,500円(1,000円下げ)、高松26,000円(500円下げ)となる。4月5日以降の連続下げで、田原の下げ幅は7,000円(35,000円→28,000円)、岡山は6,500円(33,500円→27,000円)となった。http://www.tokyosteel.co.jp/kb/

■大同特殊鋼、鉄スクラップ建値、6月20日から500~1,000円下げ(6月20日)=大同特殊鋼・知多工場建値は6月20日から、新断28,500円(1,000円下げ)、HS・24,500円(500円下げ)、H2・23,500円(500円下げ)、ダライ粉13,500円(500円下げ)とした。▽建値価格はhttps://www.daido-genryo.com/を参照してください。

■鉄鉱石スポット価格、107.50㌦、今年最高値を更新(6月20日)=中国の鉄鉱石62%スポット価格(粉鉱、Fe62%、CFR)6月20日は107.50㌦。18日104.78㌦。17日104.15㌦。14日105.79㌦。13日103.74㌦。▼5月平均は97.57㌦。4月91.56㌦。3月84.32㌦。2月85.23㌦。1月73.52㌦。▽18年の月間最高値は10月74.24㌦。最安値は7月64.07㌦。直近最安値は15年12月39.77㌦。

■LME鉄スクラップ先物相場(6月20日) ▽6月19日・先物1ヶ月=290.0㌦(前日292.0㌦)。2ヶ月=295.0㌦(291.5㌦)。3ヶ月=294.0㌦(290.5㌦)。6ヶ月=290.0㌦(286.5㌦)。12ヶ月=280.5㌦(275.0㌦)。

■関東湾岸は約2年ぶりの安値 H2・27,500~28,000円(6月19日)=テックスレポートによれば、関東湾岸や地場相場はジリジリと下げ、約2年ぶりの安値に沈んだ。主要埠頭の足元相場は、H2で27,000~28,000円、HS・31,000~32,000円、新断バラ30,000円前後。東鉄の19日からの値下げや海外安から「目立つのは弱含み要因ばかり」の状況で、一挙に500~1,000円下げた。▽新断バラは韓国の現代製鉄の配船先延ばしから販路が狭まっている。またHSも同様で、上級スクラップは低調、弱含み気配。

■米国・コンポジット価格は235.00㌦。一段安のあと横ばい(6月18日)=6月17日付け東部3都市・コンポジット価格(HMS1)は235.00㌦で前の週に28.33㌦と大きく下げたあと、新たな動きなく同値の横ばい。内陸部のピッツバーグ240.00㌦、シカゴ230.00㌦、港湾都市フィラデルフィア235.00㌦。(単位はロング㌧当たり=1,016kg)

■トルコ向け貿易市場は大幅下げ(6月17日)=6月14日付けのトルコ向け指標価格は米国玉で289.10㌦、欧州玉283.65㌦で先週7日に比べ約20~21㌦下落した。アメリカで国内鉄スクラップ相場の下落が伝えら、トルコ国内でも丸棒需要は低迷。トルコ向けの売りオッファーが殺到。供給過剰で関係者はさらに下押す公算が大きいと見ている。

■アメリカ国内相場は下押す(6月17日)=直近の米国棒鋼市況は、6年ぶりの高値だった3月のピークから6%弱値を下げた。鉄スクラップの6月建値は前月比30~40㌦の大幅安となった。これを受け、6月11日付け米国・コンポジット価格(HMS1)は前週から28.33㌦下落(235.00㌦)した。季節要因による発生増(雪解けで冬期滞留玉が動く)や消費後退(夏期電力規制による減産)から夏場にかけ弱含みと見る関係者が多い。

■鉄源協会調べ・H2相場(6月第3週)=関東27,500円(先週27,833円。前年同週34,500円)。▽関西28,250円(先週29,500円。前年同週33,375円)。

■異形棒鋼価格(同・6月第2週)=東京74,000円(前週74,000円)。▽大阪68,000円(前週68,000円)

スクラップ関連

■鉄リサイクル工業会、第6代会長に伊藤弘之・大成金属社長を選出=日本鉄リサイクル工業会は6月16日、神戸ポートピアホテルで第44回通常総会と第31回全国大会を開催した。鈴木徹会長の辞任に伴い、伊藤弘之副会長(中部支部長)が新会長に選出された。▽伊藤新会長は中国の資源性廃棄物の輸入規制強化に起因する国内の処分場不足や鉄スクラップの品質低下に対処するため、「品質改善特別委員会」を立ち上げると言明した。

東鉄、7月契約分の鋼材販売価格(店売り向け)全品種3000―5000円下げ(19/6/18・産業新聞)=東京製鉄は17日、7月契約分の鋼材販売価格(店売り)を全品種で引き下げると発表した。値下げ幅は品種別でトン当たり3000~5000円。販売建値(ベースサイズ、オン・トラ、メーカーネット)はホット・コイル69,000円、異形棒鋼64,000円(5,000円下げ)、H形鋼85,000円(4,000円)、熱延鋼板76,000円(3,000円下げ)。東鉄による全品種値下げは16年10月契約以来2年9カ月ぶり(33カ月ぶり)。同社は同契約分以降で値下げを行っておらず、2年9カ月ぶりの値下げ実施となる。

愛知県、ヤード規制条例案(19/6/4・朝日新聞)=愛知県は6月3日、自動車解体施設規制条例案を、6月県議会定例会に提出すると発表した。条例案によると、従業員名簿の作成▽買い取り相手の確認▽引き取った自動車記録の保管などの義務が課され、警察官の立ち入り調査ができる。盗難の疑いがある車がヤードに持ち込まれたと判断した場合は、車の保管(10日以内)を命じる。営業停止命令や1年の懲役または50万円の罰金が科される。条例が成立すれば15年施行の千葉県、17年施行の茨城県に次いで3例目。条例案は6月定例会に提出され、成立すれば12月1日から施行される。