7月18日情報

■市况概説=内外共に先行きは不透明。海外のトルコは乱調。国内は「需要に見合った生産」で需給と相場レベルはメーカー主導の低位安定ゾーンが続く。

■鉄源協会調べ・H2相場(7月第3週)=関東25,000円(先週25,500円、前年同週33,500円)。▽関西25,250円(先週25,250円。前年同週33,375円)。

■鉄鉱石27日のスポット価格118.67㌦(7月17日)=中国の鉄鉱石62%スポット価格(粉鉱、Fe62%、CFR)7月16日は118.67㌦。15日116.88㌦。12日115.50㌦。3日の119.51㌦は今年最高値。▼6月平均は104.33㌦。14年5月の100.65㌦以来5年ぶりの大台乗せ。5月平均は97.57㌦。4月91.56㌦。3月84.32㌦。2月85.23㌦。1月73.52㌦。▽18年の月間最高値は10月74.24㌦。最安値は7月64.07㌦。直近最安値は15年12月39.77㌦。

■大阪金属リサイクル、H2・FAS27,400円で輸出(7月16日)=大阪金属リサイクル工業協同組合は16日、輸出入札を行いH2・FAS27,400円で3,000㌧成約した。なお関東鉄源協組は10日、共同輸出入札を行いH2・FAS平均28,060円で2件20,000㌧成約しており、それより660円安い。

■関東湾岸はH2・25,000~26,000円で横ばい(7月16日)=関係者によれば、関東湾岸や地場相場は、軟調感を残しながらも下げ止まりムードもでてきた。主要埠頭の足元相場は、H2・25,000~26,000円(前週比横ばい)。HS・29,000~30,500円(高値が500円上向き気配)、新断バラ28,000~29,000円(横ばい)。

■トルコ向け貿易市場は上下動の乱調(7月16日)=7月15日付けのトルコ向け指標価格は米国玉で289.26㌦CFRで7月5日価格に比べ約14㌦下落。欧州玉282.08㌦CFRで同14㌦後退した。なお7月5日付け米国指標は米国玉で303.36㌦CFRで6月28日に比べ約9㌦反発、欧州玉296.18㌦CFRで同7㌦続伸した。これが国際マーケットの底入れ感を支えるかに見えた。ただ、強気材料が見当たらないなかでの浮上のため、関係者からは気迷い感も伝えらていた

■米国・コンポジット価格は228.33㌦で前週比横ばい(7月16日)=7月15日付け東部3都市・コンポジット価格(HMS1)は228.33㌦。前週と同値。各地区価格は、ピッツバーグ230,00㌦、シカゴ220.00㌦、東部の港湾都市フィラデルフィア235.00㌦で3地区とも価格は変わっていない。

■現代製鉄、H2・27,000円FOBでビッド。前回と同値(7月12日)=テックスレポートによれば、現代製鉄は7月12日、日本産鉄スクラップのビット(買い呼び値)価格をH2・27,000円FOBなど前回(7月4日)と同値を提示した。その他の提示価格は、H1・28,000円FO、シュレッダー、HSが30,000円、新断バラと同プレス31,000円でいずれも前回と同じ。H2と新断の格差は年初8,000円だったが、足下では4,000円と半分まで縮まった。

■関東鉄源、輸出・入札H2・FAS28,060円で成約、炉前価格比2,000円高(7月10日)=関東鉄源協組は7月10日共同輸出入札を行いH2・FAS平均28,060円で2件20,000㌧成約した(2件・各10,000㌧とも同値)。前月(28,967円)比907円安で下落は4ヶ月連続。直近ピークの3月(34,100円)比6,040円安だが、現行の炉前価格や湾岸FAS価格を2,000円近く上回った。上位11社が27,000円以上をつけた。向け先はベトナムと見られる。応札は15社22件。13万9,300㌧。応札平均価格は27,210円。http://www.kantotetsugen.com/index.html。▽関係者19名の来月までの相場見通しは、強気はゼロ。横ばいが11名。弱気が8名だった。

■アメリカ7月の国内相場は横ばい(7月16日)=前月比10~20㌦の続落が予想されていた鉄スクラップ7月建値が、直近の輸出相場の急反発などから、結局は6月比横ばいに収まった。米国では夏場は消費後退(夏期電力規制による減産)から弱含みと見る関係者が多いが、一方、「夏枯れ」要因が相場底打ちの要因とも指摘される。

■大同特殊鋼、鉄スクラップ建値、7月6日から一律500円下げ(7月8日)=大同特殊鋼・知多工場建値は7月6日から購入価格を一律500円引き下げた。新断26,000円、HS・22,000円、H2・21,000円、ダライ粉11,000円である。▽建値価格はhttps://www.daido-genryo.com/を参照してください。

■異形棒鋼価格(同・7月第2週)=東西価格共にピークアウト。2週連続下げ。鉄源協会調べによれば、東京72,000円(前週72,000円)。▽大阪67,000円(前週67,000円)

■東鉄、7月5日から全拠点で500~1,000円下げ(7月4日)=東京製鉄は7月5日から九州工場は全品種1,000円、その他4拠点は500円値下げした。5日以降の特級価格は、宇都宮26,000円(500円下げ)、田原26,000円(500円下げ)、岡山25,500円(500円下げ)、九州25,000円(1,000円下げ)、高松24,000円(500円下げ)となる。4月5日以降の連続下げで、田原の下げ幅は9,000円(35,000円→26,000円)、岡山は8,000円(33,500円→25,500円)となった。http://www.tokyosteel.co.jp/kb/

■LME鉄スクラップ先物相場(7月17日) ▽7月16日・先物1ヶ月=296.0㌦(前日298.0㌦)。2ヶ月=306.0㌦(308.0㌦)。3ヶ月=304.0㌦(306.5㌦)。6ヶ月=306.5㌦(306.0㌦)。12ヶ月=293.0㌦(281.5㌦)。

スクラップ関連

■19年度鉄筋用小形棒鋼、国内出荷予測(19/7/9・産業新聞)=普電工(会長=渡邉誠・JFE条鋼社長)は8日、19年度の鉄筋用小形棒鋼の国内出荷予測を公表。19年度は前年度比4・1%減の750万㌧とした。前年度比で3年ぶりのマイナス、また15年度から5年連続の800万㌧割れを想定。「19年度は16年度(749.6万㌧)と同レベルとみる」(渡邉会長)とした。

▼需要に見合った生産(19/7/9・産業新聞)=普電工会長は8日、定例記者会見で「5月の鉄筋用小形棒鋼国内出荷は62万㌧と前年同月比4・3%減、前月比も4・6%減少。在庫率は89・7%と前月比1・1ポイント上昇した。需要に見合った生産が重要になる」との見解を示した。

愛知県、ヤード規制条例案(19/6/4・朝日新聞)=愛知県は6月3日、自動車解体施設規制条例案を、6月県議会定例会に提出すると発表した。条例案によると、従業員名簿の作成▽買い取り相手の確認▽引き取った自動車記録の保管などの義務が課され、警察官の立ち入り調査ができる。盗難の疑いがある車がヤードに持ち込まれたと判断した場合は、車の保管(10日以内)を命じる。営業停止命令や1年の懲役または50万円の罰金が科される。条例が成立すれば15年施行の千葉県、17年施行の茨城県に次いで3例目。条例案は6月定例会に提出され、成立すれば12月1日から施行される。 ke