7月23日情報

■市况概説=内外ともに先行きは不透明。海外は気迷い状態。国内は「需要に見合った生産」で需給と相場レベルは低位安定。関東湾岸はH2・25,500~26,000円で下げ止まり感も。

■トルコ向け貿易市場は上下動の乱調(7月22日)=7月19日付けのトルコ向け指標価格は米国玉で295.04㌦CFRで15日に比べ約6㌦上昇。欧州玉287.86㌦CFRで同5㌦上昇。ここ数週間は上げ下げを繰り返している。▽米国玉=6月20日278.56㌦。6月28日293.98㌦。7月5日303.36㌦。7月15日289.26㌦。7月19日295.04㌦のアップ・ダウン。関係者は「迷走中」とのコメントを出している。

■鉄鉱石のスポット価格117.02㌦(7月22日)=中国の鉄鉱石62%スポット価格(粉鉱、Fe62%、CFR)7月19日は117.08㌦。18日116.38㌦。3日の119.51㌦が今年最高値。▼6月平均は104.33㌦。14年5月の100.65㌦以来5年ぶりの大台乗せ。5月平均は97.57㌦。4月91.56㌦。3月84.32㌦。2月85.23㌦。1月73.52㌦。▽18年の月間最高値は10月74.24㌦。最安値は7月64.07㌦。直近最安値は15年12月39.77㌦。

■LME鉄スクラップ先物相場(7月22日) ▽7月19日・先物1ヶ月=297.0㌦(前日299.5㌦)。2ヶ月=306.0㌦(302.0㌦)。3ヶ月=303.0㌦(303.0㌦)。6ヶ月=307.0㌦(302.5㌦)。12ヶ月=295.0㌦(293.0㌦)。

■関東湾岸はH2・25,500~26,000円で下げ止まり(7月22日)=関係者によれば、関東鉄源協同組合の10日入札価格(H2・FAS28,060円)が炉前価格を2,000円も上回ったことで、先安感が後退するとともに底値感がでてきた。主要埠頭の足元相場は、H2・25,500~26,000円中心。新断28,500~29,000円(よこばい)、HS・29,500~30,500円(よこばい)。東鉄・宇都宮は7月5日から5000円下げて26,000円だが、以来3週間、動いていない。

■アメリカ7月の国内相場は横ばい(7月22日)=米国の鉄スクラップ7月建値は、6月比横ばいに収まった。ただトルコ向け輸出価格が不安定のため、米国関係者も気迷い状態。夏場は消費後退(夏期電力規制による減産)から弱含みと見る関係者が多いが、一方、「夏枯れ」要因が相場底打ちの要因とも指摘される。

■東鉄、7月5日改訂以来、変化なし(7月22日)=東京製鉄は7月5日から九州工場は全品種1,000円、その他4拠点は500円値下げした。5日以降の特級価格は、宇都宮26,000円(500円下げ)、田原26,000円(500円下げ)、岡山25,500円(500円下げ)、九州25,000円(1,000円下げ)、高松24,000円(500円下げ)となる。4月5日以降の連続下げで、田原の下げ幅は9,000円(35,000円→26,000円)、岡山は8,000円(33,500円→25,500円)となった。http://www.tokyosteel.co.jp/kb/

■大同特殊鋼、鉄スクラップ建値も7月6日から同値(7月22日)=大同特殊鋼・知多工場建値は7月6日から購入価格を一律500円引き下げた。新断26,000円、HS・22,000円、H2・21,000円、ダライ粉11,000円である。▽建値価格はhttps://www.daido-genryo.com/を参照してください。

■鉄源協会調べ・H2相場(7月第3週)=関東25,000円(先週25,500円、前年同週33,500円)。▽関西25,250円(先週25,250円。前年同週33,375円)。

■異形棒鋼価格(同・7月第3週)=東西価格共にピークアウト。鉄源協会調べによれば、東京72,000円(前週72,000円)。▽大阪67,000円(前週67,000円)

スクラップ関連

■4~6月粗鋼生産 2,611万㌧(前年同期比1.7%減)・鉄連hp=6月粗鋼生産は878.9万㌧(前月比1.3%増、前年同月比0.4%増)で前年同月比は10カ月ぶりの増加。6月の1日当たり粗鋼生産は29.3万㌧で、5月比4.7%増。4~6月は2,611.1万㌧(前年同期比1.7%減)、1~6月は5,108.2万㌧(同3.6%減)。炉別は、転炉鋼660.4万㌧(前月比0.3%増、前年同月比2.7%増)、電炉鋼218.5万㌧(前月比4.7%増、前年同月比5.9%減)となった。▽熱間圧延鋼材(普通鋼、特殊鋼の合計)生産は4~6月2,257.1万㌧(前年同期比3.6%減)。1~6月4,501.5万㌧(同4.0%減)となった。普通鋼熱間圧延鋼材生産は4~6月1,765.9万㌧(前年同期比2.5%減)、1~6月3,503.7万㌧(同3.6%減)となった。 特殊鋼熱間圧延鋼材生産は4~6月491.2万㌧(前年同期比7.3%減)、1~6月997.8万㌧(同5.5%減)となった。http://www.jisf.or.jp/data/seisan/month.html

愛知県、ヤード規制条例案(19/6/4・朝日新聞)=愛知県は6月3日、自動車解体施設規制条例案を、6月県議会定例会に提出すると発表した。条例案によると、従業員名簿の作成▽買い取り相手の確認▽引き取った自動車記録の保管などの義務が課され、警察官の立ち入り調査ができる。盗難の疑いがある車がヤードに持ち込まれたと判断した場合は、車の保管(10日以内)を命じる。営業停止命令や1年の懲役または50万円の罰金が科される。条例が成立すれば15年施行の千葉県、17年施行の茨城県に次いで3例目。条例案は6月定例会に提出され、成立すれば12月1日から施行される。