8月22日情報

■市况概説=H2炉前相場、関東、関西とも25,000円台で弱含み。先安気配も。現代製鉄は日本産スクラップの定期入札を見送り

■鉄源協会調べ・H2相場(8月第3週)=関東25,333円(先週25,333円、前年同週35,167円)。▽関西25,250円(先週25,250円。前年同週33,625円)。

■鉄鉱石スポット価格87,08㌦へ続落(8月21日)=中国の鉄鉱石62%スポット価格(粉鉱、Fe62%、CFR)8月20日は87.08㌦。19日88.02㌦。16日88.71㌦。7月3日119.51㌦(今年最高値)から30㌦以上後退した。▼7月平均115.91㌦で14年2月(120.04㌦)以来の水準。6月104.33㌦。5月97.57㌦。4月91.56㌦。3月84.32㌦。2月85.23㌦。1月73.52㌦。▽18年の月間最高値は10月74.24㌦。最安値は7月64.07㌦。直近安値は15年12月39.77㌦。

■関東湾岸相場、盆明け後は弱含み(8月19日)=関係者によれば、旧盆前までは引き締まり気配を見せていたが、旧盆休みを挟んで、国際相場の軟調気配(現代製鉄は日本産スクラップの定期入札を見送り)や円高進行から、弱含み気配へと変わった。H2・27,000~27,500円中心(旧盆前の横ばい)。HS・30,500~31,500円(同)、新断29,000~30,000円(同)。先行きは不安感も漂ってきた。

■トルコ向け貿易市場は下落、先行き続落不安も(8月19日)=8月16日付けのトルコ向け指標価格は米国玉で285.16㌦CFRで8月2日から約9㌦下落。欧州玉277.98㌦CFRでここも約8㌦後退した。▽米国玉が先週末275㌦で成約との未確認情報もある。

■韓国、鉄スクラップ放射能検査を強化(8月6日)=テックスレポートによれば、韓国で日本産鉄スクラップに対する放射能検査が突然厳格化された。主要港で全船を対象に放射線量検査を強化し始めた。関連は明らかでは無いが、日本が韓国をホワイト国から除外した措置への対抗かとも見方も指摘されている。滞船やシップバックのリスクも懸念され、荷動き悪化は避けられない。

■東鉄、8月7日から岡山、高松工場だけ500~1000円下げ。その後は変わらず(8月20日)=東京製鉄は7月24日宇都宮の購入価格を500円上げたが、8月7日から岡山で全品種500円、高松で同1000円引き下げた。7日以降の特級価格は、宇都宮26,500円(変わらず)、田原26,000円(変わらず)、岡山25,000円(500円下げ)、九州25,000円(変わらず)、高松23,000円(1,000円下げ)となる。http://www.tokyosteel.co.jp/kb/

■LME鉄スクラップ先物相場(8月21日) ▽8月20日・先物1ヶ月=285.0㌦(前日285.0㌦)。2ヶ月=276.5㌦(278.5㌦)。3ヶ月=280.0㌦(280.5㌦)。6ヶ月=284.0㌦(282.0㌦)。12ヶ月=283.5㌦(282.0㌦)。

■アメリカ8月の国内相場は20㌦上げへ(8月19日)=米国の鉄スクラップ8月相場は、海外相場が底入れし、国内の荷動きも低調なため、前月比20㌦上げとなった。夏場は消費後退(夏期電力規制による減産)から弱含みと見る関係者も多かったが、海外反発と「夏枯れ」気配が押し戻した。

■大同特殊鋼、鉄スクラップ建値。7月6日から変わらない(8月20日)=大同特殊鋼・知多工場建値は7月6日から購入価格を一律500円引き下げた。新断26,000円、HS・22,000円、H2・21,000円、ダライ粉11,000円である。▽建値価格はhttps://www.daido-genryo.com/を参照してください。

■米国・コンポジット価格は248.33㌦で前週と同値(8月20日)=8月19日付け東部3都市・コンポジット価格(HMS1)は248.33㌦で前の週に比べ20.00㌦高だった前週と同値だった。各地区価格は、ピッツバーグ250.00㌦(前週と同じ)、シカゴ240.00㌦(同)、東部の港湾都市フィラデルフィア255.00㌦(同)。

■異形棒鋼価格(同・8月第3週)=東西価格共にピークアウト。鉄源協会調べによれば、東京72,000円(前週72,000円)。▽大阪66,000円(前週66,000円)

スクラップ関連

■愛知県、ヤード規制条例=「ヤードにおける盗難自動車の解体の防止に関する条例」(付託委員会・警察)として7月3日可決された。7月5日に公布され、12月1日に施行されるが、届出に関する規定10月1日に施行される。条例によると、従業員名簿の作成▽買い取り相手の確認▽引き取った自動車記録の保管などの義務が課され、警察官の立ち入り調査ができる。盗難の疑いがある車がヤードに持ち込まれたと判断した場合は、車の保管(10日以内)を命じる。営業停止命令や1年の懲役または50万円の罰金が科される。15年施行の千葉県、17年施行の茨城県に次いで3例目。

*詳しくは「マーケット分析」「ヤードにおける盗難自動車の解体の防止に関する条例」を参照してください。

http://www.pref.aichi.jp/police/syokai/houritsu/sekou-kaisei/kokusai/yard.html

条文は以下の愛知県警hp(警察条例)を参照してください。

http://www.pref.aichi.jp/police/syokai/houritsu/sekou-kaisei/kokusai/documents/joubunn.pdf

*千葉県特定自動車部品のヤード内保管等の適正化に関する条例

平成二十六年十二月二十五日条例第五十五号

www3.e-reikinet.jp/cgi-bin/chiba-ken/D1W_resdata.exe?PROCID=1063375931&CALLTYPE=1&RESNO=823&UKEY=1564741395283

(注:警察条例ではなく、一般行政「環境保全 ・廃棄物の処理」として規制している。

*茨城県ヤードにおける自動車の適正な取扱いの確保に関する条例

平成28年12月28日茨城県条例(警察条例)第57号

http://www.pref.ibaraki.jp/somu/somu/hosei/cont/reiki_int/reiki_honbun/ao40019741.html

*茨城県ヤードにおける自動車の適正取扱い確保条例施行規則

平成29年3月2日茨城県公安委員会規則第4号

http://www.pref.ibaraki.jp/somu/somu/hosei/cont/reiki_int/reiki_honbun/ao40019761.html

■19年1~6月・粗鋼世界生産、過去最高の9億2506.4万㌧、前年同期比4.9%増=世界鉄鋼協会調べによる世界の6月粗鋼生産は1億5897.8万㌧で前年同月比4.6%増。1~6月累計は9億2506.4万㌧で前年同期比4.9%増。▼国別の生産累計は①中国4億9216.9万㌧(前年同期比9.9%増)、②インド5695.9万㌧(5.0%増)、③日本5108.2万㌧(3,6%減)、米国4434.5万㌧(5.4%増)、⑤韓国3644.5万㌧(1.1%増)、⑥ロシア3575.7万㌧(0.7%減)、⑦ドイツ2071.7万㌧(5.1%減)、⑧ブラジル1724.3万㌧(1.4%減)、⑨トルコ1699.4万㌧(10.1%減)、⑩イラン1278.8万㌧(5.6%増)など。

■4~6月粗鋼生産 2,611万㌧(前年同期比1.7%減)・鉄連hp=6月粗鋼生産は878.9万㌧(前月比1.3%増、前年同月比0.4%増)で前年同月比は10カ月ぶりの増加。6月の1日当たり粗鋼生産は29.3万㌧で、5月比4.7%増。4~6月は2,611.1万㌧(前年同期比1.7%減)、1~6月は5,108.2万㌧(同3.6%減)。炉別は、転炉鋼660.4万㌧(前月比0.3%増、前年同月比2.7%増)、電炉鋼218.5万㌧(前月比4.7%増、前年同月比5.9%減)となった。▽熱間圧延鋼材(普通鋼、特殊鋼の合計)生産は4~6月2,257.1万㌧(前年同期比3.6%減)。1~6月4,501.5万㌧(同4.0%減)となった。普通鋼熱間圧延鋼材生産は4~6月1,765.9万㌧(前年同期比2.5%減)、1~6月3,503.7万㌧(同3.6%減)となった。 特殊鋼熱間圧延鋼材生産は4~6月491.2万㌧(前年同期比7.3%減)、1~6月997.8万㌧(同5.5%減)となった。http://www.jisf.or.jp/data/seisan/month.html