9月6日情報

■市况概説=内外の鉄スクラップ相場は全面安気配。東鉄価格も全拠点で6日から500円下げ。宇都宮25,000円、岡山23,000円、九州24,000円。

■東鉄価格、全拠点で6日から500円下げ(9月5日)=東京製鉄は9月6日から全拠点の購入価格を一律500円下げた。この結果、6日以降の特級価格は、宇都宮25,000円、田原24,500円、岡山23,000円、九州24,000円、高松21,500円となる。http://www.tokyosteel.co.jp/kb/

■現代製鉄、H2・26,000円FOB、前週比1,000円下げ(9月5日)=テックスレポートによれば、現代製鉄は9月5日、11月15日積みを条件に前日までに集めた日本産鉄スクラップのビット(買い呼び値)価格をH2・26,000円FOBとし、前週から1,000円引き下げた。その他の提示価格は、H1・27,000円FOB、シュレッダー、HSが29,000円、新断バラと同プレス30,000円でいずれも1,000円下げた。H2と新断の格差は年初8,000円だったが、足下では4,000円と半分まで縮まった。

■LME鉄スクラップ先物相場(9月5日) ▽9月4日・先物1ヶ月=261.0㌦(前日262.0㌦)。2ヶ月=265.0㌦(263.0㌦)。3ヶ月=266.5㌦(262.5㌦)。6ヶ月=264.0㌦(264.0㌦)。12ヶ月=268.0㌦(261.5㌦)。

■関東湾岸相場、続落気配強める(9月4日)=テックスレポートによれば、9月に入っても湾岸相場は、国際相場の軟調気配や東鉄の値下げなどから、下げ足を速めている。H2・24,500~25,000円(前週比1,000円安)。HS・28,500~29,000円(同)、新断27,500~28,000円(同)。8月下旬以降、急速に値段を崩している。

■米国・コンポジット価格は248.33㌦で前週と同値(9月4日)=9月3日付け東部3都市・コンポジット価格(HMS1)は248.33㌦で前週と同値だった。各地区価格は、ピッツバーグ250.00㌦(前週と同じ)、シカゴ240.00㌦(同)、東部の港湾都市フィラデルフィア255.00㌦(同)。

■鉄鉱石スポット価格は89㌦台へ反発(9月5日)=中国の鉄鉱石62%スポット価格(粉鉱、Fe62%、CFR)9月4日は89.25㌦。3日89.00㌦。2日88.15㌦。▽今年最高値は7月3日119.51㌦。▼8月平均は90.48㌦で直近3ヶ月の高値を消した。7月115.91㌦。6月104.33㌦。5月97.57㌦。4月91.56㌦。3月84.32㌦。2月85.23㌦。1月73.52㌦。▽18年の月間最高値は10月74.24㌦。最安値は7月64.07㌦。直近安値は15年12月39.77㌦。

■関西鉄源、輸出・入札H2・FAS25,110円で成約(9月3日)=関西鉄源連合会は9月3日第85回の共同輸出入札を行い、エコネコルがH2・FAS25,110円で5,000㌧成約した。応札は6社3万トン。二番札は豊通マテリアルと日鉄物産の24,600円。8月9日の関東鉄源協同組合の落札(平均)価格27,714円を2,600円近く下回った。なお積み期は9月4日~9月30日まで。

■トルコ向け貿易市場は続落(9月2日)=8月30日付けのトルコ向け指標価格は米国玉で269.61㌦CFRで8月23日から約12㌦下落。欧州玉262.51㌦CFRでここも約12㌦後退した。トルコは国内の鋼材市況が低迷。鉄スクラップ手当も低調。観測筋はさらなる続落のありうると見ている。

■大同特殊鋼、鉄スクラップ建値。9月5日から新断だけ500円下げ(9月5日)=大同特殊鋼・知多工場建値は9月5日から購入価格を一部改訂した。新断25,000円(500円下げ)だが、その他はHS・21,500円、H2・20,500円、ダライ粉10,500円で変わらない。▽建値価格はhttps://www.daido-genryo.com/を参照してください。

■アメリカ9月の国内相場は10~20㌦の下げ予想も(9月2日)=米国の鉄スクラップ相場も米中貿易摩擦の激化から先行きは流動的。ただ当面はトルコ向け貿易相場が(270㌦)が2年5ヶ月ぶりの安値の沈んだことから、先安感が台頭してきた。

■鉄源協会調べ・H2相場(9月第1週)=関東25,167円(先週25,500円、前年同週35,677円)。▽関西24,500円(先週25,000円。前年同週33,750円)。

■異形棒鋼価格(同・8月第5週)=東西価格共にピークアウト。鉄源協会調べによれば、東京72,000円(前週72,000円)。▽大阪66,000円(前週66,000円)

スクラップ関連

■10―12月鉄鉱石は13%上げ(19/9/3)=テックスレポートによれば、直近3ヶ月のスポット価格動向を反映する10―12月の鉄鉱石は97.54㌦で7―9月(86.33㌦)に比べ11.21㌦、13%上がった。4四半期連続の上げ。14年7―9月の99.47㌦以来の高値となった。

■INCJ、リバーHDの株式を譲渡(HP)=産業革新機構から新設分割したINCJは9月3日、同社が保有するリバーHDの全株式(770万株)を、リバーHD(448.1万、58.2%)、ベステラ(プラント・解体工事業他250万、32.5%)、東京鉄鋼(51.4万、6.7%)、イボキン(20.5万、2.7%)に譲渡すると発表した。INCJは17年10月、静脈産業の再編・統合を進めプラットフォーム創出を目的にスズトクの増資を引き受け、これまでに29億2,600万円を投じた。一定の目的を果たしたと判断したもの。

リバーHDは同日、ベステラ、イボキンと業務提携を発表した。

https://www.incj.co.jp/newsroom/2019/20190903.html

■リバーHDとベステラ社、イボキン社と業務提携(HP・9月3日)=ベステラ社は、電力、製鉄、石油精製、石油化学などの大規模なプラント設備の解体工事を主たる事業とし、全国各地での多数の工事実績を持っている。▽イボキン社とは、15 年 6 月同社を含む再生資源製造業者 6 社との間で包括業務提携契約を締結した。今回さらに進んで、両社の持つ経営資源とノウハウを相互に補完する体制を整えた。

■愛知県、ヤード規制条例=「ヤードにおける盗難自動車の解体の防止に関する条例」(付託委員会・警察)として7月3日可決された。7月5日に公布され、12月1日に施行されるが、届出に関する規定10月1日に施行される。条例によると、従業員名簿の作成▽買い取り相手の確認▽引き取った自動車記録の保管などの義務が課され、警察官の立ち入り調査ができる。盗難の疑いがある車がヤードに持ち込まれたと判断した場合は、車の保管(10日以内)を命じる。営業停止命令や1年の懲役または50万円の罰金が科される。15年施行の千葉県、17年施行の茨城県に次いで3例目。

*詳しくは「マーケット分析」「ヤードにおける盗難自動車の解体の防止に関する条例」を参照してください。

http://www.pref.aichi.jp/police/syokai/houritsu/sekou-kaisei/kokusai/yard.html

条文は以下の愛知県警hp(警察条例)を参照してください。

http://www.pref.aichi.jp/police/syokai/houritsu/sekou-kaisei/kokusai/documents/joubunn.pdf

*千葉県特定自動車部品のヤード内保管等の適正化に関する条例

平成二十六年十二月二十五日条例第五十五号

www3.e-reikinet.jp/cgi-bin/chiba-ken/D1W_resdata.exe?PROCID=1063375931&CALLTYPE=1&RESNO=823&UKEY=1564741395283

(注:警察条例ではなく、一般行政「環境保全 ・廃棄物の処理」として規制している。

*茨城県ヤードにおける自動車の適正な取扱いの確保に関する条例

平成28年12月28日茨城県条例(警察条例)第57号

http://www.pref.ibaraki.jp/somu/somu/hosei/cont/reiki_int/reiki_honbun/ao40019741.html

*茨城県ヤードにおける自動車の適正取扱い確保条例施行規則

平成29年3月2日茨城県公安委員会規則第4号

http://www.pref.ibaraki.jp/somu/somu/hosei/cont/reiki_int/reiki_honbun/ao40019761.html

■19年1~6月・粗鋼世界生産、過去最高の9億2506.4万㌧、前年同期比4.9%増=世界鉄鋼協会調べによる世界の6月粗鋼生産は1億5897.8万㌧で前年同月比4.6%増。1~6月累計は9億2506.4万㌧で前年同期比4.9%増。▼国別の生産累計は①中国4億9216.9万㌧(前年同期比9.9%増)、②インド5695.9万㌧(5.0%増)、③日本5108.2万㌧(3,6%減)、米国4434.5万㌧(5.4%増)、⑤韓国3644.5万㌧(1.1%増)、⑥ロシア3575.7万㌧(0.7%減)、⑦ドイツ2071.7万㌧(5.1%減)、⑧ブラジル1724.3万㌧(1.4%減)、⑨トルコ1699.4万㌧(10.1%減)、⑩イラン1278.8万㌧(5.6%増)など。

■4~6月粗鋼生産 2,611万㌧(前年同期比1.7%減)・鉄連hp=6月粗鋼生産は878.9万㌧(前月比1.3%増、前年同月比0.4%増)で前年同月比は10カ月ぶりの増加。6月の1日当たり粗鋼生産は29.3万㌧で、5月比4.7%増。4~6月は2,611.1万㌧(前年同期比1.7%減)、1~6月は5,108.2万㌧(同3.6%減)。炉別は、転炉鋼660.4万㌧(前月比0.3%増、前年同月比2.7%増)、電炉鋼218.5万㌧(前月比4.7%増、前年同月比5.9%減)となった。▽熱間圧延鋼材(普通鋼、特殊鋼の合計)生産は4~6月2,257.1万㌧(前年同期比3.6%減)。1~6月4,501.5万㌧(同4.0%減)となった。普通鋼熱間圧延鋼材生産は4~6月1,765.9万㌧(前年同期比2.5%減)、1~6月3,503.7万㌧(同3.6%減)となった。 特殊鋼熱間圧延鋼材生産は4~6月491.2万㌧(前年同期比7.3%減)、1~6月997.8万㌧(同5.5%減)となった。http://www.jisf.or.jp/data/seisan/month.html idden1 \ls