9月12日情報

■市况概説=関東鉄源、輸出・入札H2・FAS24,849円で成約、2年4ヶ月ぶりの安値。

■関東鉄源、輸出・入札H2・FAS24,849円で成約、2年4ヶ月ぶりの安値(9月11日)=関東鉄源協組は9月11日共同輸出入札を行いH2・FAS平均24,849円で4件22,100㌧成約した。前月比2,865円安。落札価格の下落は6ヶ月連続。直近ピークの3月(34,100円)比9,251円安。17年5月(24,735円)以来の安値。1番札25,150円(5,000㌧)、2番25,020円(7,000㌧)、3番24,650円(5,100㌧)、4番24,510円(5,000㌧)であった。応札は13社14件、77,800㌧。1万㌧以上の応札は1社だけだった。http://www.kantotetsugen.com/index.html。▽関係者14名の来月までの相場見通しは、強気はゼロ。横ばいが3名。弱気が11名だった。

■東鉄価格、九州を除く4拠点で11日から500円下げ、岡山・特級22,500円(9月10日)=東京製鉄は9月11日から九州を除く拠点の購入価格を一律500円下げた。この結果、11日以降の特級価格は、宇都宮24,500円、田原24,000円、岡山22,500円、九州24,000円、高松21,000円となる。http://www.tokyosteel.co.jp/kb/

■米国・コンポジット価格は218.33㌦で前週比30.00㌦急落(9月10日)=9月9日付け東部3都市・コンポジット価格(HMS1)は218.33㌦で前週比30.00㌦下げた。各地区価格は、ピッツバーグ220.00㌦(前週比30.00㌦安)、シカゴ210.00㌦(前週比30.00㌦安)、東部の港湾都市フィラデルフィア225.00㌦(前週比30.00㌦安)。16年11月第4週以来、2年10ヶ月ぶりの安値となった。

■関東湾岸相場、大幅下げ(9月10日)=関係者によれば、湾岸相場は、国際相場の軟調気配や東鉄の相次ぐ値下げ(4日、6日)などや台風による船止めなどから、下げ足を速めている。H2・23,500~24,000円(前週比1,500円安)。HS・27,500~28,500円(同1,500円安)、新断27,000~28,000円(同1,000円安)。

■トルコ向け貿易市場も大幅安へ(9月10日)=9月6日付けのトルコ向け指標価格は米国玉で251.05㌦CFRで8月30日から約18.5㌦下落。欧州玉244.15㌦CFRでここも約18.5㌦後退した。7月末からの下げ幅は約40㌦に達した。トルコは国内の鋼材市況が低迷。鉄スクラップ手当も低調。一部のメーカーでは9月第4週から10月初旬まで操業停止の話も出ているとの情報がある。

■現代製鉄、ディープシィーを280㌦CFRで手当(9月9日)=テックスレポートによれば現代製鉄は、このほど米国シッパーから1HMSベース280㌦CFRで40,000㌧規模、11月引き渡し条件で成約した。▽日韓のフレイト25㌦、1HMSとH2の検収格差15㌦、1㌦106円とすれば、1HMSベース280㌦CFR=H2・25,400円FOB相当となる。計算上は米国玉のほうが割安となる。▽この直前、東国製鋼が281㌦、32,000㌧規模で手当していた。ロシアが9月から鉄スクラップ輸出に「割当制」を実施したため、そのリスク回避もあると見られている。

■ロシア、9月から鉄スクラップ輸出に「割当制」を実施(9月6日)=ックスレポートによればロシア、9月から鉄スクラップ輸出に「割当制」を実施した。当面は12月末までだが、来年以降も延長される可能性がある。極東地域では過去3カ年実績の6割水準に抑えられるため、韓国ではその対策が急がれている。▽なお16年から18年までの過去3カ年の韓国の鉄スクラップ輸入平均は613万㌧。うちロシアは99万㌧、役16%である。

■大同特殊鋼、鉄スクラップ建値。9月7日から一律500円下げ(9月10日)=大同特殊鋼・知多工場建値は9月7日から購入価格を一律500円下げた。新断24,500円、HS・21,000円、H2・20,000円、ダライ粉10,000円。▽建値価格はhttps://www.daido-genryo.com/を参照してください。

■現代製鉄、H2・26,000円FOB、前週比1,000円下げ(9月5日)=テックスレポートによれば、現代製鉄は9月5日、11月15日積みを条件に前日までに集めた日本産鉄スクラップのビット(買い呼び値)価格をH2・26,000円FOBとし、前週から1,000円引き下げた。その他の提示価格は、H1・27,000円FOB、シュレッダー、HSが29,000円、新断バラと同プレス30,000円でいずれも1,000円下げた。H2と新断の格差は年初8,000円だったが、足下では4,000円と半分まで縮まった。

■LME鉄スクラップ先物相場(9月11日) ▽9月10日・先物1ヶ月=249.0㌦(前日252.5㌦)。2ヶ月=254.5㌦(254.0㌦)。3ヶ月=261.0㌦(259.0㌦)。6ヶ月=263.0㌦(262.0㌦)。12ヶ月=261.0㌦(262.5㌦)。

■アメリカ9月の国内相場は30~40㌦の下げ予想も(9月10日)=米国の鉄スクラップ相場も米中貿易摩擦の激化から先行きは流動的。ただ当面はトルコ向け貿易相場が(250㌦台)が大幅な安値の沈んだことから、先安感が台頭してきた。

■鉄鉱石スポット価格は90㌦台へ(9月11日)=中国の鉄鉱石62%スポット価格(粉鉱、Fe62%、CFR)9月10日は90.53㌦。9日89.57㌦。6日88.09㌦。▽今年最高値は7月3日119.51㌦。▼8月平均は90.48㌦で直近3ヶ月の高値を消した。7月115.91㌦。6月104.33㌦。5月97.57㌦。4月91.56㌦。3月84.32㌦。2月85.23㌦。1月73.52㌦。▽18年の月間最高値は10月74.24㌦。最安値は7月64.07㌦。直近安値は15年12月39.77㌦。

■鉄源協会調べ・H2相場(9月第2週)=関東24,167円(先週25,167円、前年同週34,833円)。▽関西24,000円(先週24,500円。前年同週33,750円)。

■異形棒鋼価格(同・9月第1週)=東西価格共にピークアウト。鉄源協会調べによれば、東京72,000円(前週72,000円)。▽大阪65,600円(前週66,000円)

スクラップ関連

■10―12月鉄鉱石は13%上げ(19/9/3)=テックスレポートによれば、直近3ヶ月のスポット価格動向を反映する10―12月の鉄鉱石は97.54㌦で7―9月(86.33㌦)に比べ11.21㌦、13%上がった。4四半期連続の上げ。14年7―9月の99.47㌦以来の高値となった。

■INCJ、リバーHDの株式を譲渡(HP)=産業革新機構から新設分割したINCJは9月3日、同社が保有するリバーHDの全株式(770万株)を、リバーHD(448.1万、58.2%)、ベステラ(プラント・解体工事業他250万、32.5%)、東京鉄鋼(51.4万、6.7%)、イボキン(20.5万、2.7%)に譲渡すると発表した。INCJは17年10月、静脈産業の再編・統合を進めプラットフォーム創出を目的にスズトクの増資を引き受け、これまでに29億2,600万円を投じた。一定の目的を果たしたと判断したもの。

リバーHDは同日、ベステラ、イボキンと業務提携を発表した。

https://www.incj.co.jp/newsroom/2019/20190903.html

■リバーHDとベステラ社、イボキン社と業務提携(HP・9月3日)=ベステラ社は、電力、製鉄、石油精製、石油化学などの大規模なプラント設備の解体工事を主たる事業とし、全国各地での多数の工事実績を持っている。▽イボキン社とは、15 年 6 月同社を含む再生資源製造業者 6 社との間で包括業務提携契約を締結した。今回さらに進んで、両社の持つ経営資源とノウハウを相互に補完する体制を整えた。

■愛知県、ヤード規制条例=「ヤードにおける盗難自動車の解体の防止に関する条例」(付託委員会・警察)として7月3日可決された。7月5日に公布され、12月1日に施行されるが、届出に関する規定10月1日に施行される。条例によると、従業員名簿の作成▽買い取り相手の確認▽引き取った自動車記録の保管などの義務が課され、警察官の立ち入り調査ができる。盗難の疑いがある車がヤードに持ち込まれたと判断した場合は、車の保管(10日以内)を命じる。営業停止命令や1年の懲役または50万円の罰金が科される。15年施行の千葉県、17年施行の茨城県に次いで3例目。

*詳しくは「マーケット分析」「ヤードにおける盗難自動車の解体の防止に関する条例」を参照してください。

http://www.pref.aichi.jp/police/syokai/houritsu/sekou-kaisei/kokusai/yard.html

条文は以下の愛知県警hp(警察条例)を参照してください。

http://www.pref.aichi.jp/police/syokai/houritsu/sekou-kaisei/kokusai/documents/joubunn.pdf

*千葉県特定自動車部品のヤード内保管等の適正化に関する条例

平成二十六年十二月二十五日条例第五十五号

www3.e-reikinet.jp/cgi-bin/chiba-ken/D1W_resdata.exe?PROCID=1063375931&CALLTYPE=1&RESNO=823&UKEY=1564741395283

(注:警察条例ではなく、一般行政「環境保全 ・廃棄物の処理」として規制している。

*茨城県ヤードにおける自動車の適正な取扱いの確保に関する条例

平成28年12月28日茨城県条例(警察条例)第57号

http://www.pref.ibaraki.jp/somu/somu/hosei/cont/reiki_int/reiki_honbun/ao40019741.html

*茨城県ヤードにおける自動車の適正取扱い確保条例施行規則

平成29年3月2日茨城県公安委員会規則第4号

http://www.pref.ibaraki.jp/somu/somu/hosei/cont/reiki_int/reiki_honbun/ao40019761.html

■19年1~6月・粗鋼世界生産、過去最高の9億2506.4万㌧、前年同期比4.9%増=世界鉄鋼協会調べによる世界の6月粗鋼生産は1億5897.8万㌧で前年同月比4.6%増。1~6月累計は9億2506.4万㌧で前年同期比4.9%増。▼国別の生産累計は①中国4億9216.9万㌧(前年同期比9.9%増)、②インド5695.9万㌧(5.0%増)、③日本5108.2万㌧(3,6%減)、米国4434.5万㌧(5.4%増)、⑤韓国3644.5万㌧(1.1%増)、⑥ロシア3575.7万㌧(0.7%減)、⑦ドイツ2071.7万㌧(5.1%減)、⑧ブラジル1724.3万㌧(1.4%減)、⑨トルコ1699.4万㌧(10.1%減)、⑩イラン1278.8万㌧(5.6%増)など。

■4~6月粗鋼生産 2,611万㌧(前年同期比1.7%減)・鉄連hp=6月粗鋼生産は878.9万㌧(前月比1.3%増、前年同月比0.4%増)で前年同月比は10カ月ぶりの増加。6月の1日当たり粗鋼生産は29.3万㌧で、5月比4.7%増。4~6月は2,611.1万㌧(前年同期比1.7%減)、1~6月は5,108.2万㌧(同3.6%減)。炉別は、転炉鋼660.4万㌧(前月比0.3%増、前年同月比2.7%増)、電炉鋼218.5万㌧(前月比4.7%増、前年同月比5.9%減)となった。▽熱間圧延鋼材(普通鋼、特殊鋼の合計)生産は4~6月2,257.1万㌧(前年同期比3.6%減)。1~6月4,501.5万㌧(同4.0%減)となった。普通鋼熱間圧延鋼材生産は4~6月1,765.9万㌧(前年同期比2.5%減)、1~6月3,503.7万㌧(同3.6%減)となった。 特殊鋼熱間圧延鋼材生産は4~6月491.2万㌧(前年同期比7.3%減)、1~6月997.8万㌧(同5.5%減)となった。http://www.jisf.or.jp/data/seisan/month.html