9月20日情報

■市况概説=現代製鉄、前回比1,000円安のH2ベース25,000円FOBを提示。

■現代製鉄、日本玉にH2ベース25,000円FOBを提示(9月19日)=テックスレポートによれば、現代製鉄は9月19日、秋夕の休みから日本玉の買いをスキップしていたが、2週間ぶりに手当を再開。前回より1,000円安のH2・25,000円FOBを提示した。その他の品種ではH1・26,000円、HSとシュレッダー28,000円、新断バラとプレス28,500円(いずれもFOB)とした。H2と新断の格差は3,500円まで縮小した。

■現代製鉄、ディープ・シー・カーゴ(外洋船・バルク玉)275㌦CFRで手当(9月17日)=テックスレポートによれば現代製鉄はこのほど、米国のNO1・HMSを275㌦CFRで(45,000㌧規模)成約した。同社がこの直前に手当てした280㌦より5㌦安い。▽東国製鋼も281㌦、32,000㌧規模で手当した。ロシアが9月から鉄スクラップ輸出に「割当制」を実施したため、そのリスク回避もあると見られている。▼この結果、9月に入って現代製鉄が2隻、東国製鋼1隻、合計3隻が相次ぎ成約された。275㌦CFRをH2・FOBに換算する(1㌦107.5円)25,300円弱となる。

■輸出相場は続落。関西鉄源、輸出・入札H2・FAS23,270円で成約(9月17日)=関西鉄源連合会は9月17日第86回の共同輸出入札を行い、日鉄物産がH2・FAS23,270円で5,000㌧成約した。応札は7社33,200㌧。二番札は23,200円のエコネコルで1番札とは70円差だった。積み期は9月20日~10月31日。▼関東鉄源協組は9月11日共同輸出入札を行いH2・FAS平均24,849円だから、今回はそれより1,579円安い。海外輸出相場の続落が見えてきた。

■米国・コンポジット価格は218.33㌦で変わらず(9月17日)=9月16日付け東部3都市・コンポジット価格(HMS1)は218.33㌦で前週と変わらない。各地区価格は、ピッツバーグ220.00㌦、シカゴ210.00㌦、東部の港湾都市フィラデルフィア225.00㌦。16年11月第4週以来、2年10ヶ月ぶりの安値のままである。

■関東湾岸相場、大幅下げが続く(9月16日)=関東湾岸相場は、国際相場の軟調気配や東鉄・宇都宮の相次ぐ値下げ(11日、13、14日)や台風による船止めなどから下げ足を速めている。H2・22,500~23,000円(前週比1,000円安)。HS・26,000~27,000円(同1,500円安)、新断25,500~26,500円(同1,000円安)。

■トルコ向け貿易市場も続落(9月16日)=9月13日付けのトルコ向け指標価格は米国玉で243.30㌦CFRで9月6日から約8㌦、ここ2週間で約26㌦下落した。欧州玉236.40㌦CFRでここ2週間で同じく約26㌦後退した。7月末からの下落幅は約50㌦。トルコは国内の鋼材市況が低迷。鉄スクラップ手当も低調。一部のメーカーでは9月第4週から10月初旬まで操業停止の話も出ているとの情報がある。

■東鉄、14日から岡山、宇都宮価格を500円下げ、その他は変わらず(9月13日)=東京製鉄は9月14日から岡山、宇都宮の購入価格を500円下げた。その他は据え置き。14日以降の特級価格は、宇都宮23,500円(500円下げ)、田原24,000円(据え置き)、岡山22,000円(500円下げ)、九州24,000円(据え置き)、高松21,000円(据え置き)となる。http://www.tokyosteel.co.jp/kb/

■大同特殊鋼、鉄スクラップ建値。9月12日からさらに一律500円下げ(9月19日)=大同特殊鋼・知多工場建値は9月7日に続いて12日から購入価格を一律500円下げた。新断24,000円、HS・20,500円、H2・19,500円、ダライ粉9,500円。▽建値価格はhttps://www.daido-genryo.com/を参照してください。

■鉄鉱石スポット価格は94㌦台(9月19日)=中国の鉄鉱石62%スポット価格(粉鉱、Fe62%、CFR)9月18日は94.16㌦。17日94.39㌦。16日95.87㌦。▽今年最高値は7月3日119.51㌦。▼8月平均は90.48㌦で直近3ヶ月の高値を消した。7月115.91㌦。6月104.33㌦。5月97.57㌦。4月91.56㌦。3月84.32㌦。2月85.23㌦。1月73.52㌦。▽18年の月間最高値は10月74.24㌦。最安値は7月64.07㌦。直近安値は15年12月39.77㌦。

■ロシア、9月から鉄スクラップ輸出に「割当制」を実施(9月6日)=ックスレポートによればロシア、9月から鉄スクラップ輸出に「割当制」を実施した。当面は12月末までだが、来年以降も延長される可能性がある。極東地域では過去3カ年実績の6割水準に抑えられるため、韓国ではその対策が急がれている。▽なお16年から18年までの過去3カ年の韓国の鉄スクラップ輸入平均は613万㌧。うちロシアは99万㌧、役16%である。

■LME鉄スクラップ先物相場(9月19日) ▽9月18日・先物1ヶ月=241.0㌦(前日242.0㌦)。2ヶ月=249.0㌦(252.5㌦)。3ヶ月=253.5㌦(255.0㌦)。6ヶ月=257.0㌦(260.0㌦)。12ヶ月=260.5㌦(264.5㌦)。

■アメリカ9月の国内相場は30~40㌦下落(9月16日)=米国の鉄スクラップ相場も米中貿易摩擦の激化から先行きは流動的。ただ当面はトルコ向け貿易相場が(250㌦台)が大幅な安値の沈んだことから、先安感が台頭してきた。

■鉄源協会調べ・H2相場(9月第3週)=関東22,667円(先週24,167円、前年同週34,833円)。▽関西23,000円(先週24,000円。前年同週33,750円)。

■異形棒鋼価格(同・9月第2週)=東西価格共にピークアウト。鉄源協会調べによれば、東京72,000円(前週72,000円)。▽大阪65,000円(前週65,600円)

スクラップ関連

■INCJ、リバーHDの株式を譲渡(HP)=産業革新機構から新設分割したINCJは9月3日、同社が保有するリバーHDの全株式(770万株)を、リバーHD(448.1万、58.2%)、ベステラ(プラント・解体工事業他250万、32.5%)、東京鉄鋼(51.4万、6.7%)、イボキン(20.5万、2.7%)に譲渡すると発表した。INCJは17年10月、静脈産業の再編・統合を進めプラットフォーム創出を目的にスズトクの増資を引き受け、これまでに29億2,600万円を投じた。一定の目的を果たしたと判断したもの。

リバーHDは同日、ベステラ、イボキンと業務提携を発表した。

https://www.incj.co.jp/newsroom/2019/20190903.html

■リバーHDとベステラ社、イボキン社と業務提携(HP・9月3日)=ベステラ社は、電力、製鉄、石油精製、石油化学などの大規模なプラント設備の解体工事を主たる事業とし、全国各地での多数の工事実績を持っている。▽イボキン社とは、15 年 6 月同社を含む再生資源製造業者 6 社との間で包括業務提携契約を締結した。今回さらに進んで、両社の持つ経営資源とノウハウを相互に補完する体制を整えた。

■愛知県、ヤード規制条例=「ヤードにおける盗難自動車の解体の防止に関する条例」(付託委員会・警察)として7月3日可決された。7月5日に公布され、12月1日に施行されるが、届出に関する規定10月1日に施行される。条例によると、従業員名簿の作成▽買い取り相手の確認▽引き取った自動車記録の保管などの義務が課され、警察官の立ち入り調査ができる。盗難の疑いがある車がヤードに持ち込まれたと判断した場合は、車の保管(10日以内)を命じる。営業停止命令や1年の懲役または50万円の罰金が科される。15年施行の千葉県、17年施行の茨城県に次いで3例目。

*詳しくは「マーケット分析」「ヤードにおける盗難自動車の解体の防止に関する条例」を参照してください。

http://www.pref.aichi.jp/police/syokai/houritsu/sekou-kaisei/kokusai/yard.html

条文は以下の愛知県警hp(警察条例)を参照してください。

http://www.pref.aichi.jp/police/syokai/houritsu/sekou-kaisei/kokusai/documents/joubunn.pdf

*千葉県特定自動車部品のヤード内保管等の適正化に関する条例

平成二十六年十二月二十五日条例第五十五号

www3.e-reikinet.jp/cgi-bin/chiba-ken/D1W_resdata.exe?PROCID=1063375931&CALLTYPE=1&RESNO=823&UKEY=1564741395283

(注:警察条例ではなく、一般行政「環境保全 ・廃棄物の処理」として規制している。

*茨城県ヤードにおける自動車の適正な取扱いの確保に関する条例

平成28年12月28日茨城県条例(警察条例)第57号

http://www.pref.ibaraki.jp/somu/somu/hosei/cont/reiki_int/reiki_honbun/ao40019741.html

*茨城県ヤードにおける自動車の適正取扱い確保条例施行規則

平成29年3月2日茨城県公安委員会規則第4号

http://www.pref.ibaraki.jp/somu/somu/hosei/cont/reiki_int/reiki_honbun/ao40019761.html

■19年1~6月・粗鋼世界生産、過去最高の9億2506.4万㌧、前年同期比4.9%増=世界鉄鋼協会調べによる世界の6月粗鋼生産は1億5897.8万㌧で前年同月比4.6%増。1~6月累計は9億2506.4万㌧で前年同期比4.9%増。▼国別の生産累計は①中国4億9216.9万㌧(前年同期比9.9%増)、②インド5695.9万㌧(5.0%増)、③日本5108.2万㌧(3,6%減)、米国4434.5万㌧(5.4%増)、⑤韓国3644.5万㌧(1.1%増)、⑥ロシア3575.7万㌧(0.7%減)、⑦ドイツ2071.7万㌧(5.1%減)、⑧ブラジル1724.3万㌧(1.4%減)、⑨トルコ1699.4万㌧(10.1%減)、⑩イラン1278.8万㌧(5.6%増)など。

■4~6月粗鋼生産 2,611万㌧(前年同期比1.7%減)・鉄連hp=6月粗鋼生産は878.9万㌧(前月比1.3%増、前年同月比0.4%増)で前年同月比は10カ月ぶりの増加。6月の1日当たり粗鋼生産は29.3万㌧で、5月比4.7%増。4~6月は2,611.1万㌧(前年同期比1.7%減)、1~6月は5,108.2万㌧(同3.6%減)。炉別は、転炉鋼660.4万㌧(前月比0.3%増、前年同月比2.7%増)、電炉鋼218.5万㌧(前月比4.7%増、前年同月比5.9%減)となった。▽熱間圧延鋼材(普通鋼、特殊鋼の合計)生産は4~6月2,257.1万㌧(前年同期比3.6%減)。1~6月4,501.5万㌧(同4.0%減)となった。普通鋼熱間圧延鋼材生産は4~6月1,765.9万㌧(前年同期比2.5%減)、1~6月3,503.7万㌧(同3.6%減)となった。 特殊鋼熱間圧延鋼材生産は4~6月491.2万㌧(前年同期比7.3%減)、1~6月997.8万㌧(同5.5%減)となった。http://www.jisf.or.jp/data/seisan/month.html s