10月8日情報

■市况概説=内外相場は軟調。関東湾岸相場も先行き弱気予想で冴えない。

■トルコ向け貿易市場は続落(10月7日)=10月4日付けのトルコ向け指標価格は米国玉で226.79㌦CFRで9月27日から約1㌦、ここ2週間で約42㌦下落した。16年10月以来、3年ぶりの安値のまま。なお欧州玉は219.88㌦CFRで9月27日から約2㌦後退した。トルコは国内の鋼材市況の低迷が響いている。ただトルコ筋も在庫手当てには動き出しているとの情報がある。

■アメリカ10月の国内相場予想はさらに悪化(10月7日)=米国の鉄スクラップ相場も米中貿易摩擦の激化から先行きは悲観的。10月度のメーカー・ディーラーの建値交渉予想は前月比30~40㌦安へと後退しており、先安感が深まっている。

■大同特殊鋼、鉄スクラップ建値。10月5日から一律500円下げ(10月7日)=大同特殊鋼・知多工場は5日、購入価格一律500円下げた。新断23,000円、HS・19,500円、H2・18,500円、ダライ粉8,500円となった。▽建値価格はhttps://www.daido-genryo.com/を参照してください。

■関東湾岸相場、東鉄下げで500~1000円続落(10月7日)=関係者によれば、関東湾岸相場は、国際相場の軟調気配や東鉄・宇都宮の値下げ(4日)などから弱含み。現状相場はH2・22,000~22,500円(先週比500円安)で16年11月以来の安値。HS・26,500~27,500円(横這い)、新断24,500~25,500円(先週比1000円安)気配。

■東国製鋼、現代製鉄が相次ぎ米NO.1HMSを245㌦CFRで手当(10月4日)=テックスレポートによれば、韓国の東国製鋼、現代製鉄が、米NO.1HMSを245㌦CFRで相次ぎ手当した模様だ。9月第1週に手当てした281㌦CFRから36㌦の大幅安となった。韓国向けの米国玉としては16年10月以来、3年ぶりの安値だ。米NO.1HMSを245㌦CFRは日本玉H2・FOB換算(フレート、検収格差合計40㌦、1㌦=107円として)21,900円強。

■東鉄、4日から九州を除く全拠点価格を500円下げ(10月4日)=東京製鉄は10月4日から九州を除く4拠点の購入価格を500円下げた。4日以降の特級価格は、宇都宮23,000円(500円下げ)、田原23,000円(500円下げ)、岡山21,000円(500円下げ)、九州23,500円(据え置き)、高松20,000円(500円下げ)となる。http://www.tokyosteel.co.jp/kb/

■韓国・現代製鉄、日本玉の配船を停止(9月30日)=扱い筋によると、現代製鉄は日本のシッパー、商社筋に10月の鉄スクラップ輸入手当の受け入れ中断を通知した。FOB契約は実質配船停止。CFR契約も受け入れしない方針。理由として、9月末に10月度の大減産(約3割減産)が確定したこと、8月以降に契約した日本玉や米国玉を合わせ65万㌧超の契約残があること、など。

なお直近で成約分の配船は来年と言われている。

■鉄鉱石スポット価格は91㌦台へ(10月2日)=中国の鉄鉱石62%スポット価格(粉鉱、Fe62%、CFR)9月30日は91.40㌦。27日は89.95㌦。26日89.32㌦。▽今年最高値は7月3日119.51㌦。▼9月平均は90.84㌦。8月90.48㌦。7月115.91㌦。6月104.33㌦。5月97.57㌦。4月91.56㌦。3月84.32㌦。2月85.23㌦。1月73.52㌦。▽18年の月間最高値は10月74.24㌦。最安値は7月64.07㌦。直近安値は15年12月39.77㌦。

■LME鉄スクラップ先物相場(10月7日) ▽10月4日・先物1ヶ月=238.5㌦(前日235.0㌦)。2ヶ月=242.0㌦(240.0㌦)。3ヶ月=243.5㌦(246.5㌦)。6ヶ月=250.0㌦(252.0㌦)。12ヶ月=253.0㌦(254.0㌦)。

■鉄源協会調べ・H2相場(9月第5週)=関東22,667円(先週22,667円、前年同週35,167円)。▽関西22,500円(先週23,000円。前年同週34,125円)。

■異形棒鋼価格(同・9月第4週)=東京相場、後退。ピークアウト。鉄源協会調べによれば、東京71,250円(前週72,000円)。▽大阪65,000円(前週65,000円)

スクラップ関連

■愛知県、ヤード規制条例=「ヤードにおける盗難自動車の解体の防止に関する条例」(付託委員会・警察)として7月3日可決された。7月5日に公布され、12月1日に施行されるが、届出に関する規定10月1日に施行される。条例によると、従業員名簿の作成▽買い取り相手の確認▽引き取った自動車記録の保管などの義務が課され、警察官の立ち入り調査ができる。盗難の疑いがある車がヤードに持ち込まれたと判断した場合は、車の保管(10日以内)を命じる。営業停止命令や1年の懲役または50万円の罰金が科される。15年施行の千葉県、17年施行の茨城県に次いで3例目。

*詳しくは「マーケット分析」「ヤードにおける盗難自動車の解体の防止に関する条例」を参照してください。

http://www.pref.aichi.jp/police/syokai/houritsu/sekou-kaisei/kokusai/yard.html

条文は以下の愛知県警hp(警察条例)を参照してください。

http://www.pref.aichi.jp/police/syokai/houritsu/sekou-kaisei/kokusai/documents/joubunn.pdf

*千葉県特定自動車部品のヤード内保管等の適正化に関する条例

平成二十六年十二月二十五日条例第五十五号

www3.e-reikinet.jp/cgi-bin/chiba-ken/D1W_resdata.exe?PROCID=1063375931&CALLTYPE=1&RESNO=823&UKEY=1564741395283

(注:警察条例ではなく、一般行政「環境保全 ・廃棄物の処理」として規制している。

*茨城県ヤードにおける自動車の適正な取扱いの確保に関する条例

平成28年12月28日茨城県条例(警察条例)第57号

http://www.pref.ibaraki.jp/somu/somu/hosei/cont/reiki_int/reiki_honbun/ao40019741.html

*茨城県ヤードにおける自動車の適正取扱い確保条例施行規則

平成29年3月2日茨城県公安委員会規則第4号

http://www.pref.ibaraki.jp/somu/somu/hosei/cont/reiki_int/reiki_honbun/ao40019761.html

■19年1~6月・粗鋼世界生産、過去最高の9億2506.4万㌧、前年同期比4.9%増=世界鉄鋼協会調べによる世界の6月粗鋼生産は1億5897.8万㌧で前年同月比4.6%増。1~6月累計は9億2506.4万㌧で前年同期比4.9%増。▼国別の生産累計は①中国4億9216.9万㌧(前年同期比9.9%増)、②インド5695.9万㌧(5.0%増)、③日本5108.2万㌧(3,6%減)、米国4434.5万㌧(5.4%増)、⑤韓国3644.5万㌧(1.1%増)、⑥ロシア3575.7万㌧(0.7%減)、⑦ドイツ2071.7万㌧(5.1%減)、⑧ブラジル1724.3万㌧(1.4%減)、⑨トルコ1699.4万㌧(10.1%減)、⑩イラン1278.8万㌧(5.6%増)など。

■4~6月粗鋼生産 2,611万㌧(前年同期比1.7%減)・鉄連hp=6月粗鋼生産は878.9万㌧(前月比1.3%増、前年同月比0.4%増)で前年同月比は10カ月ぶりの増加。6月の1日当たり粗鋼生産は29.3万㌧で、5月比4.7%増。4~6月は2,611.1万㌧(前年同期比1.7%減)、1~6月は5,108.2万㌧(同3.6%減)。炉別は、転炉鋼660.4万㌧(前月比0.3%増、前年同月比2.7%増)、電炉鋼218.5万㌧(前月比4.7%増、前年同月比5.9%減)となった。▽熱間圧延鋼材(普通鋼、特殊鋼の合計)生産は4~6月2,257.1万㌧(前年同期比3.6%減)。1~6月4,501.5万㌧(同4.0%減)となった。普通鋼熱間圧延鋼材生産は4~6月1,765.9万㌧(前年同期比2.5%減)、1~6月3,503.7万㌧(同3.6%減)となった。 特殊鋼熱間圧延鋼材生産は4~6月491.2万㌧(前年同期比7.3%減)、1~6月997.8万㌧(同5.5%減)となった。http://www.jisf.or.jp/data/seisan/month.html