10月23日情報

■市况概説=トランプ大統領は、トルコの鉄鋼追加関税を25%から50%に再び引き上げる。鉄スクラップ相場、内外共に弱含み・様子見気配。

■トルコ向け貿易市場は上昇したが・・・(10月21日)=10月18日付けトルコ向け指標価格は米国玉で245.01㌦CFRで10月14日から約5㌦上昇した。欧州玉は238.11㌦CFRで同じく約6㌦上がった。前週に引き続き11月分の輸入手当てに動いたためだ。ただ、この手当てが一巡すれば、再びマーケットは後退するか、との観測もある。トランプ大統領が、トルコの鉄鋼追加関税を25%から50%に再び引き上げたことから、世界的な景気減速、政治不安から、先行き警戒感も聞かれる。

■関東湾岸相場、弱含み・保ち合い気配(10月22日)=関係者によれば、関東湾岸相場は、内外相場の軟調気配や東鉄・宇都宮の値下げ(4日、9日)などから、1,000~1,500円と大きく下げた後、弱含みで保ち合い気配。現状相場はH2・21,500~22,000円(前週比横ばい)、HS・25,000~26,000円(同)、新断23,500~24,000円(同)気配。

■アメリカ10月の国内相場は下落。底打ち感も(10月21日)=米国の鉄スクラップ相場も米中貿易摩擦の激化から10月度のメーカー・ディーラーの建値交渉は前月比30~40㌦下落した。トルコ向けの輸出相場が上昇に転じたことから、底を打ったとみる向きも多い。ただ11月も炉休を予定しているメーカーも多く、国内需要は期待できない、との見方もある。

■鉄鉱石10月18日のスポット価格85.54㌦へ後退(10月21日)=中国の鉄鉱石62%スポット価格(粉鉱、Fe62%、CFR)、10月18日は85.54㌦。17日85.95㌦。16日87.72㌦。▽今年最高値は7月3日119.51㌦。▼9月平均は90.84㌦。8月90.48㌦。7月115.91㌦。6月104.33㌦。5月97.57㌦。4月91.56㌦。3月84.32㌦。2月85.23㌦。1月73.52㌦。▽18年の月間最高値は10月74.24㌦。最安値は7月64.07㌦。直近安値は15年12月39.77㌦。

■LME鉄スクラップ先物相場(10月21日) ▽10月18日・先物1ヶ月=239.0㌦(前日238.0㌦)。2ヶ月=250.5㌦(246.5㌦)。3ヶ月=252.5㌦(248.5㌦)。6ヶ月=252.5㌦(251.5㌦)。12ヶ月=251.5㌦(251.5㌦)。

■東鉄、19日から田原工場の購入価格だけ500円下げる。田原・特級22,000円(10月18日)=東京製鉄は10月19日から田原工場の購入価格を500円引き下げる。その他の工場・拠点価格は変わらない。特級価格は、宇都宮22,500円、田原22,000円、岡山20,500円、九州23,000円、高松19,500円。http://www.tokyosteel.co.jp/kb/

■関西鉄源、輸出・入札H2・FAS22,050円で成約、関東の入札値(22,293円)に並ぶ(10月15日)=関西鉄源連合会は10月15日第88回の共同輸出入札を行い、JFE商事がH2・FAS22,050円で5,200㌧成約した。応札は6社25,900㌧。10月9日の関東鉄源のH2・22,293円からさらに243円安となった。積み期は11月11日~12月20日まで。

■米国・コンポジット価格は182.66㌦に続落(10月15日)=10月14日付け東部3都市・コンポジット価格(HMS1)は182.66㌦で前週比23.34㌦続落した。下落は2週連続で35.67㌦。9月にも30㌦の下げだから、前月からの下落合計は65.67㌦。16年10月以来の3年ぶりの水準。各地区価格は、ピッツバーグ183.00㌦(前週と同値)、シカゴ175.00㌦(前週比35.00㌦安)、東部の港湾都市フィラデルフィア190.00㌦(前週比35.00㌦安)。

■大同特殊鋼、鉄スクラップ建値。さらに一律500円下げ(10月11日)=大同特殊鋼・知多工場は11日、購入価格一律500円下げた。新断22,500円、HS・19,000円、H2・18,000円、ダライ粉8,000円となった。▽建値価格はhttps://www.daido-genryo.com/を参照してください。

■現代製鉄、日本玉にH2ベース22,000円FOBを提示、全品種2,000円下げ(10月11日)=テックスレポートによれば、現代製鉄は10月10日、船積期限12月10日を条件に9月第4週に出したビッドから2,000円安のH2・22,000円FOBを提示した。その他の品種も同様に2,000円安で、H1・23,000円、HSとシュレッダー25,000円、新断バラとプレス25,500円(いずれもFOB)とした。H2と新断の格差は3,500円まで縮小した。

■鉄源協会調べ・H2相場(10月第2週)=関東21,667円(先週22,167円、前年同週35,333円)。▽関西21,625円(先週21,625円。前年同週34,750円)。

■異形棒鋼価格(同・10月第2週)=東西価格共にピークアウト。東京69,000円(前月同週74,000円)。▽大阪64,000円(前月同週67,000円)

スクラップ関連

■米、トルコに経済制裁=トランプ大統領は14日、トルコによるシリア侵攻に対しトルコに経済制裁を科すと表明した。鉄鋼への追加関税を現在の25%から50%に再び引き上げる(トランプ政権は5月に追加関税を25%に戻していた)。2国間の貿易交渉も即時に打ち切る。トランプ氏は「トルコ経済を即座に破壊する措置を準備している」とけん制した。

■愛知県、ヤード規制条例=「ヤードにおける盗難自動車の解体の防止に関する条例」(付託委員会・警察)として7月3日可決された。7月5日に公布され、12月1日に施行されるが、届出に関する規定10月1日に施行される。条例によると、従業員名簿の作成▽買い取り相手の確認▽引き取った自動車記録の保管などの義務が課され、警察官の立ち入り調査ができる。盗難の疑いがある車がヤードに持ち込まれたと判断した場合は、車の保管(10日以内)を命じる。営業停止命令や1年の懲役または50万円の罰金が科される。15年施行の千葉県、17年施行の茨城県に次いで3例目。

*詳しくは「マーケット分析」「ヤードにおける盗難自動車の解体の防止に関する条例」を参照してください。

http://www.pref.aichi.jp/police/syokai/houritsu/sekou-kaisei/kokusai/yard.html

条文は以下の愛知県警hp(警察条例)を参照してください。

http://www.pref.aichi.jp/police/syokai/houritsu/sekou-kaisei/kokusai/documents/joubunn.pdf

*千葉県特定自動車部品のヤード内保管等の適正化に関する条例

平成二十六年十二月二十五日条例第五十五号

www3.e-reikinet.jp/cgi-bin/chiba-ken/D1W_resdata.exe?PROCID=1063375931&CALLTYPE=1&RESNO=823&UKEY=1564741395283

(注:警察条例ではなく、一般行政「環境保全 ・廃棄物の処理」として規制している。

*茨城県ヤードにおける自動車の適正な取扱いの確保に関する条例

平成28年12月28日茨城県条例(警察条例)第57号

http://www.pref.ibaraki.jp/somu/somu/hosei/cont/reiki_int/reiki_honbun/ao40019741.html

*茨城県ヤードにおける自動車の適正取扱い確保条例施行規則

平成29年3月2日茨城県公安委員会規則第4号

http://www.pref.ibaraki.jp/somu/somu/hosei/cont/reiki_int/reiki_honbun/ao40019761.html