11月12日情報

■市況概説=内外共に底入れ感。トルコ筋の回復にアジアも同調の気配

■トルコ向け貿易市場はジリジリ上昇(11月11日)=11月8日付けトルコ向け指標価格は米国玉で260.17㌦CFR、欧州玉は253.40㌦CFR。11月4日から約1㌦、10月第1週の底値(226㌦)から約34㌦上がった。底入れムードも出始めた。

■関東湾岸相場、横這い(11月11日)=関係者によれば、関東湾岸相場は、内外相場の底入れ気配や東鉄の下げ止まり(9日の下げ以降、新たな下げはない)などから、10月上旬以来、新たな動きはなく横這い。現状相場はH2・21,500~22,000円の前週比横ばいだが、一部で22,500円も出始めている模様。HS・25,000~26,000円(同)、新断23,500~24,000円(前週)、一部で24,500~25,000円も聞かれる。

■ベトナム向け、国際相場も上昇(11月11日)=関係者によれば米国からベトナムのディープシィ―270㌦CFR(H1/H2・80/20)で成約された模様。底値から20㌦回復した。これは日本玉(H2)換算では25,000円FOB相当となる。

■東鉄、購入価格10月19日以降は変わらず。田原・特級22,000円(11月11日)=東京製鉄は10月19日の田原工場の購入価格500円下げ以降、ここ1か月以上も変わっていない。現状の特級価格は、宇都宮22,500円、田原22,000円、岡山20,500円、九州23,000円、高松19,500円。http://www.tokyosteel.co.jp/kb/

■アメリカ11月の国内相場は10月比20㌦で決着(11月11日)=トルコ向けの輸出相場が上昇に転じたことから、米国の鉄スクラップ建値は10月比20㌦上昇で折り合いがついた模様。湾岸ディーラー強気に転じている。

■鉄源協会調べ・H2相場(11月第1週)=関東21,667円(先週21,667円、前年同週35,000円)。▽関西21,625円(先週21,625円。前年同週33,750円)。

■異形棒鋼価格(同・11月第1週)=東西価格共にピークアウト。東京69,000円(前年同週74,000円)。▽大阪63,800円(前年同週68,000円)

■鉄鉱石11月8日スポット価格80.08㌦(11月11日)=中国の鉄鉱石62%スポット価格(粉鉱、Fe62%、CFR)、11月8日は80.08㌦。7日82.00㌦。6日82.81㌦。▽今年最高値は7月3日119.51㌦。▼10月平均は87.57㌦。9月90.84㌦。8月90.48㌦。7月115.91㌦。6月104.33㌦。5月97.57㌦。4月91.56㌦。3月84.32㌦。2月85.23㌦。1月73.52㌦。▽18年の月間最高値は10月74.24㌦。最安値は7月64.07㌦。直近安値は15年12月39.77㌦。

■LME鉄スクラップ先物相場(11月11日) ▽11月8日・先物1ヶ月=264.0㌦(前日269.0㌦)。2ヶ月=267.0㌦(268.5㌦)。3ヶ月=267.0㌦(267.5㌦)。6ヶ月=264.0㌦(262.5㌦)。12ヶ月=257.0㌦(261.0㌦)。

■現代製鉄、日本玉にH2ベース22,000円FOBを提示、10日以来同値に据え置く(10月31日)=テックスレポートによれば、現代製鉄は10月31日、同社が10月10日に提示した買値と同じH2・22,000円FOBを提示した。。その他の品種も前回と同値。H1・23,000円、HSとシュレッダー25,000円、新断バラとプレス25,500円(いずれもFOB)。

■大同特殊鋼、鉄スクラップ建値(11月11日)=大同特殊鋼・知多工場は10月25日、購入価格一律500円下げた。新断22,000円、HS・18,500円、H2・17,500円、ダライ粉7,500円。▽建値価格はhttps://www.daido-genryo.com/を参照。

スクラップ関連

■日本:19年1~9月輸出は554.7万㌧(前年比1.5%減)=9月輸出は63.5万㌧。1~9月輸出は554.7万㌧(月平均61.6万㌧)。国別累計は①韓国300.0万㌧(前年同期比3.6%減、全体割合54.1%)、②ベトナム157.1万㌧(33.3%増、28.3%)、③台湾45.0万㌧(20.6%増、8.1%)。④バングラデュシュ16.8万㌧(102.2%増、3.0%)、⑤マレーシア13.6万㌧(863.3%増、2.4%)、⑥インドネシア11.4万㌧(117.1%増、2.1%)、⑦中国3.8万㌧(94.9%減、0.7%)。▼韓国向けが全体の半分強、ベトナム向けが全体の3割弱。

■米、トルコに経済制裁・解除=トランプ大統領は14日、トルコによるシリア侵攻に対しトルコ鉄鋼への追加関税を25%から50%に引き上げるとしたが、23日、「トルコ政府が今朝、シリアでの戦闘を停止し、停戦を恒久化すると伝えてきた」と説明。ムニューシン財務長官に制裁解除を指示したことを明らかにした。

■9月粗鋼生産805万㌧(前年同月比4.5%減)4~9月5,067万㌧(前年同期比3.0%減)銑鉄生産は9月611.4万㌧(前月比4.6%減、前年同月比2.4%減)。4~9月3,865.5万㌧(同0.4%減)。▽粗鋼生産は9月804.5万㌧(前月比0.9%減、前年同月比4.5%減)。7~9月は2,455.3万㌧(前年同期比4.3%減)、4~9月は5,066.9万㌧(同3.0%減)。炉別では転炉鋼9月606.2万㌧(前月比4.6%減、前年同月比4.1%減)、電炉鋼198.3万㌧(前月比12.2%増、前年同月比5.9%減)となり、前年同月比では転炉鋼は2カ月連続の減少、電炉鋼は7カ月連続の減少となった。

■愛知県、ヤード規制条例=「ヤードにおける盗難自動車の解体の防止に関する条例」(付託委員会・警察)として7月3日可決された。7月5日に公布され、12月1日に施行されるが、届出に関する規定10月1日に施行される。条例によると、従業員名簿の作成▽買い取り相手の確認▽引き取った自動車記録の保管などの義務が課され、警察官の立ち入り調査ができる。盗難の疑いがある車がヤードに持ち込まれたと判断した場合は、車の保管(10日以内)を命じる。営業停止命令や1年の懲役または50万円の罰金が科される。15年施行の千葉県、17年施行の茨城県に次いで3例目。

*詳しくは「マーケット分析」「ヤードにおける盗難自動車の解体の防止に関する条例」を参照してください。

http://www.pref.aichi.jp/police/syokai/houritsu/sekou-kaisei/kokusai/yard.html

条文は以下の愛知県警hp(警察条例)を参照してください。

http://www.pref.aichi.jp/police/syokai/houritsu/sekou-kaisei/kokusai/documents/joubunn.pdf

*千葉県特定自動車部品のヤード内保管等の適正化に関する条例

平成二十六年十二月二十五日条例第五十五号

www3.e-reikinet.jp/cgi-bin/chiba-ken/D1W_resdata.exe?PROCID=1063375931&CALLTYPE=1&RESNO=823&UKEY=1564741395283

(注:警察条例ではなく、一般行政「環境保全 ・廃棄物の処理」として規制している。

*茨城県ヤードにおける自動車の適正な取扱いの確保に関する条例

平成28年12月28日茨城県条例(警察条例)第57号

http://www.pref.ibaraki.jp/somu/somu/hosei/cont/reiki_int/reiki_honbun/ao40019741.html

*茨城県ヤードにおける自動車の適正取扱い確保条例施行規則

平成29年3月2日茨城県公安委員会規則第4号

http://www.pref.ibaraki.jp/somu/somu/hosei/cont/reiki_int/reiki_honbun/ao40019761.html