1月9日情報

■市況概説=海外では米軍がイランの革命防衛隊司令官をイラクで殺害したことを機にイラン、イラクの情勢は一段と緊迫化。ただ国内相場は年始早々で動きがない。

■東鉄、12月12日から、ここ4週間変化なし(1月7日)=東京製鉄は昨年12月11日、岡山と高松で購入価格を1,000円、田原、九州、宇都宮で500円引き上げたあと、新たな動きはない。12月12日以降の特級価格は、宇都宮25,000円(500円上げ)、田原25,000円(500円上げ)、岡山23,500円(1,000円上げ)、九州25,000円(500円上げ)、高松22,500円(1,000円上げ)。http://www.tokyosteel.co.jp/kb/

■大同特殊鋼、鉄スクラップ建値、500円値上げ(19年12月26日)=大同特殊鋼・知多工場は12月26日から、購入価格を一律500円上げた。新断24,500円、HS・21,000円、H2・20,000円、ダライ粉10,500円。▽建値価格はhttps://www.daido-genryo.com/を参照。

■鉄鉱石1月7日スポット価格は93.11㌦(20年1月8日)=中国の鉄鉱石62%スポット価格(粉鉱、Fe62%、CFR)、20年1月7日は93.11㌦。6日92.84㌦。19年12月31日は90.52㌦。▼19年12月平均は89.95㌦。11月83.54㌦。10月87.57㌦。9月90.84㌦。8月90.48㌦。7月115.91㌦。6月104.33㌦。5月97.57㌦。4月91.56㌦。3月84.32㌦。2月85.23㌦。1月73.52㌦。19年最高値は7月3日119.51㌦だった。

■関東湾岸相場もジリ上げ後、一服(19年12月25日)=テックスレポートによれば、関東湾岸相場は、内外相場の底入れ、東鉄の値上げ、関東鉄源の入札(H2・FAS25,804円)などを受け、「強含み横ばい」気配。H2の大勢は25,000~25,500円。HS・28,000~28,500円、新断27,000~27,500円。

■LME鉄スクラップ先物相場(20年1月8日) ▽1月7日・先物1ヶ月=301.0㌦(前日300.0㌦)。2ヶ月=296.5㌦(295.5㌦)。3ヶ月=295.5㌦(294.0㌦)。6ヶ月=286.0㌦(285.0㌦)。12ヶ月=277.0㌦(275.0㌦)。

■米国・コンポジット価格は229.33㌦。4週連続で同値(1月7日)=1月6日付け東部3都市(ピッツバーグ、シカゴ、フィラデルフィア)・コンポジット価格(HMS1)は、229.33㌦、12月9日以降4週連続で同値。ピッツバーグ233.00㌦、シカゴ225.00㌦、フィラデルフィア230.00㌦でいずれも相場に変動はない。

■アメリカ1月国内相場は前月比20~30㌦の値上げ(1月6日)=トルコ向け輸出相場が上昇に転じたこと、年末休暇シーズンなど例年の季節的要因から米国12月鉄スクラップ相場は、売り手側の意向が通りやすい「売り手市場」と伝えられる。

■ベトナム向け、国際相場(1月6日)=昨年12月上旬、米国西海岸からベトナムのディープシィ―成約価格は305㌦CFR(HMS80・20)。その後の新規成約情報はない。昨年末、日本のH2成約は287㌦CFR。

■現代製鉄、H2・26,500円FOBで10月末以来のビッド(19年12月20日)=テックスレポートによれば、現代製鉄は12月20日、前日までに集めた日本産鉄スクラップのビット(買い呼び値)価格をH2・26,500円FOBとした。同社の最後のビッド10月末22,000円に比べ4,500円の引き上げとなる。その他の価格は、H1・H2ミックス(50・50)が27,000円FOB、シュレッダー、HSが29,500円、新断バラ30,000円。

■鉄源協会調べ・H2相場(1月第1週)=関東23,667円(先週23,667円、前年同週29,500円)。▽関西24,500円(先週24,500円。前年同週28,750円)。

■異形棒鋼価格(同・12月第4週)=東西価格共にピークアウト。東京69,000円(前年同週74,000円)。▽大阪63,000円(前年同週68,000円)

政治経済情勢(日経新聞要約)

■米軍、イラン司令官殺害(20/1/4)=米国防総省は2日、イラン革命防衛隊の「コッズ部隊」のカセム・ソレイマニ司令官を空爆で殺害したと発表した。トランプ大統領の指示を受けた措置で「海外の米国人を守るためだ」と説明。

■イラン、米に報復攻撃(20/1/8)=米国防総省は7日、イラクにある米軍駐留基地がイランから十数発の弾道ミサイルの砲撃を受けたと発表した。同省は「米国人とパートナー、同盟国を守るために必要なあらゆる手段をとる」と表明した。

■原油高騰、景気後退を警鐘(20/1/7)=金融市場のリスクの重心が米中の貿易摩擦よりも、中東の地政学リスクに移った。原油高に火をつけかねないのが金融市場にあふれる緩和マネーだ。これは07年にみた風景だ。米国でサブプライムローン問題が表面化。行き場を失った投機資金が原油に流れ込んだ。そのことが実体経済をさらに悪くし、スタグフレーション的な色彩を招いた(リーマンショックとその後の経済停滞)。