1月14日情報

■市況概説=関東鉄源、輸出・入札H2・FAS26,667円で成約、前月比863円高。3か月連続上げで同意づく。

■関東鉄源、輸出・入札H2・FAS26,667円で成約、前月比863円高。3か月連続上げ(1月10日)=関東鉄源協組は1月10日共同輸出入札を行い、H2・FAS平均26,667円で3件26,100㌧成約した。前月比863円高、昨年8月以来の高値。落札はA社26,700円(5,100㌧)、B社26,680円(6,000㌧)、C社26,650円(15,000㌧)。応札は15社25件。17万4,100㌧。全応札の平均価格は25,763円(前回は25,267円)。うち上位10社が26,000円以上をつけ、向け先はベトナムか韓国方面とされた。http://www.kantotetsugen.com/index.html

■東鉄、12月12日から、ここ5週間変化なし(1月10日)=東京製鉄は昨年12月11日、岡山と高松で購入価格を1,000円、田原、九州、宇都宮で500円引き上げたあと、新たな動きはない。12月12日以降の特級価格は、宇都宮25,000円(500円上げ)、田原25,000円(500円上げ)、岡山23,500円(1,000円上げ)、九州25,000円(500円上げ)、高松22,500円(1,000円上げ)。http://www.tokyosteel.co.jp/kb/

■大同特殊鋼、鉄スクラップ建値、500円値上げ(19年12月26日)=大同特殊鋼・知多工場は12月26日から、購入価格を一律500円上げた。新断24,500円、HS・21,000円、H2・20,000円、ダライ粉10,500円。▽建値価格はhttps://www.daido-genryo.com/を参照。

■鉄鉱石1月9日スポット価格は93.09㌦(1月10日)=中国の鉄鉱石62%スポット価格(粉鉱、Fe62%、CFR)、1月9日は93.09㌦。8日は94.22㌦。7日93.11㌦。19年12月31日は90.52㌦。▼19年12月平均は89.95㌦。11月83.54㌦。10月87.57㌦。9月90.84㌦。8月90.48㌦。7月115.91㌦。6月104.33㌦。5月97.57㌦。4月91.56㌦。3月84.32㌦。2月85.23㌦。1月73.52㌦。19年最高値は7月3日119.51㌦だった。

■LME鉄スクラップ先物相場(20年1月9日) ▽1月8日・先物1ヶ月=301.0㌦(前日301.0㌦)。2ヶ月=299.5㌦(296.5㌦)。3ヶ月=297.0㌦(295.5㌦)。6ヶ月=289.0㌦(286.0㌦)。12ヶ月=279.0㌦(277.0㌦)。

■アメリカ国内、北部相場は前月比20~30㌦の値上げ(1月10日)=米国北部では季節要因(積雪・集荷減)から前月比20~30㌦の値上げ。来週以降にもさらなる値上げが見込まれるとの観測が伝えられる。売り手の意向が通りやすい「売り手市場」に近い。

■米国・コンポジット価格は229.33㌦。4週連続で同値(1月7日)=1月6日付け東部3都市(ピッツバーグ、シカゴ、フィラデルフィア)・コンポジット価格(HMS1)は、229.33㌦、12月9日以降4週連続で同値。ピッツバーグ233.00㌦、シカゴ225.00㌦、フィラデルフィア230.00㌦でいずれも相場に変動はない。

■ベトナム向け、国際相場(1月10日)=昨年12月上旬、米国西海岸からベトナムのディープシィ―成約価格は305㌦CFR(HMS80・20)。その後の新規成約情報はない。昨年末、日本のH2成約は287㌦CFR。

■現代製鉄、H2・26,500円FOBで10月末以来のビッド(19年12月20日)=テックスレポートによれば、現代製鉄は12月20日、前日までに集めた日本産鉄スクラップのビット(買い呼び値)価格をH2・26,500円FOBとした。同社の最後のビッド10月末22,000円に比べ4,500円の引き上げとなる。その他の価格は、H1・H2ミックス(50・50)が27,000円FOB、シュレッダー、HSが29,500円、新断バラ30,000円。

■鉄源協会調べ・H2相場(1月第1週)=関東23,667円(先週23,667円、前年同週29,500円)。▽関西24,500円(先週24,500円。前年同週28,750円)。

■異形棒鋼価格(同・12月第4週)=東西価格共にピークアウト。東京69,000円(前年同週74,000円)。▽大阪63,000円(前年同週68,000円)

政治経済情勢(日経新聞要約)

■原油 世界で供給過剰(20/1/12)=米国ではシェールオイル開発が進み、19年9月石油全体で純輸出国に転じた。さらに原油価格が1バレル100ドル前後だった10年代前半に投資が決まった案件が相次ぎ操業する。OPECの非加盟国で生産開始を予定する在来型油田の最大生産能力を積み上げると、23年までの6年間でおよそ日量770万バレルの供給余力が生まれる。世界の総生産量の8%に相当する規模だ。一方、化石燃料離れや世界経済の減速懸念から需要は弱く、米エネルギー情報局によれば18~23年の世界需要の伸びは約485万バレルと、新規生産能力の6割にとどまる。原油価格が高騰しにくい。

■V字回復相場は繰り返す(20/1/11)=米国株はジェットコースターのように乱高下する展開に度々見舞われそうだ。FRBは20年は政策変更なしのシナリオを提示した。適温相場を崩す最大のリスクは金利上昇だが、経済成長率を下回る水準に長期間、政策金利を据え置くため金利上昇懸念は後退。中央銀行も暗黙のうちにカネ余り相場の支援に回っている。短期的な材料で急落場面が再び訪れても押し目買いで臨む投資家は多い。

■NY原油は大幅続落、米国株は最高値に接近(20/1/9)=8日のNY原油先物相場は、中東の原油供給が細るとの観測が後退し一時は59.15ドルまで下げ、昨年12月12日以来の安値を付けた。▼関心は米景気の強さに向かっており、米国株の再度の史上最高値更新も目前に迫っている。きっかけはイランのザリフ外相のツイートだ。報復攻撃は「国連憲章51条の自衛のための相応の行動」とし、「戦争を求めていない」と述べた。トランプ大統領の演説も7日のイランの攻撃に対する報復は示唆しなかった。米国の軍事力を「使うことを望んでいない」とし、あくまで抑止力にとどめる構えだ。▼緩やかな景気拡大と低金利が共存する「適温経済」の条件が整い、マネーは株式市場に流れやすくなっている。