1月21日情報

■市況概説=中国、韓国、台湾などは旧正月(1月25日)を前に商いは低調。中国は1月24日から「春節」で7連休。韓国は1月23日から5連休も。

■トルコ向け米玉は軟調(1月20日情報)=関係者によれば、トルコ向けディープシーカーゴ(HMS80・20)が288㌦CFRで成約された。昨年12月比で15㌦の安値。トルコの鉄鋼環境の悪化が鉄スクラップ原料にも300㌦割れとなって波及した。

■現代製鉄の指値はH2・26,000円FOBに後退(1月20日)=関係者によれば、現代製鉄の指値はH2・26,000円FOB、HSが29,000円FOBに後退した。YKスチールは先週、H2・25,500円FOBを指値したが、日本から売り込みが殺到した模様。

■関西鉄源、輸出・入札H2・FAS25,650円で成約(1月17日)=関西鉄源連合会は1月16日第89回の共同輸出入札を行い、丸紅テツゲンがH2・FAS25,650円で5,000㌧成約した。応札は7社32,700㌧。積み期は1月20日~2月20日まで。2番札から4番札まで25,400円以上だった。

■関東鉄源、輸出・入札H2・FAS26,667円で成約、前月比863円高。3か月連続上げ(1月10日)=関東鉄源協組は1月10日共同輸出入札を行い、H2・FAS平均26,667円で3件26,100㌧成約した。前月比863円高、昨年8月以来の高値。落札はA社26,700円(5,100㌧)、B社26,680円(6,000㌧)、C社26,650円(15,000㌧)。応札は15社25件。17万4,100㌧。全応札の平均価格は25,763円(前回は25,267円)。うち上位10社が26,000円以上をつけ、向け先はベトナムか韓国方面とされた。http://www.kantotetsugen.com/index.html

■関東湾岸相場、関東鉄源の入札後も一服気配のまま(1月15日)=テックスレポートによれば、関東湾岸の年始相場は、関東鉄源の入札後も昨年末までの高値が抑えられ、「様子見・横ばい」気配。H2の大勢は24,500~25,000円。HS・28,000~28,500円、新断27,000~27,500円程度で推移している。

■東鉄、昨年12月12日から、年始も変化なし(1月20日)=東京製鉄は昨年12月11日、岡山と高松で購入価格を1,000円、田原、九州、宇都宮で500円引き上げたあと、新たな動きはない。12月12日以降の特級価格は、宇都宮25,000円(500円上げ)、田原25,000円(500円上げ)、岡山23,500円(1,000円上げ)、九州25,000円(500円上げ)、高松22,500円(1,000円上げ)。http://www.tokyosteel.co.jp/kb/

■鉄鉱石1月17日スポット価格は93.06㌦(1月20日)=中国の鉄鉱石62%スポット価格(粉鉱、Fe62%、CFR)、1月17日は93.97㌦。16日93.06㌦。15日93.77㌦。19年12月31日は90.52㌦。▼19年12月平均は89.95㌦。11月83.54㌦。10月87.57㌦。9月90.84㌦。8月90.48㌦。7月115.91㌦。6月104.33㌦。5月97.57㌦。4月91.56㌦。3月84.32㌦。2月85.23㌦。1月73.52㌦。19年最高値は7月3日119.51㌦だった。

■LME鉄スクラップ先物相場(20年1月20日) ▽1月17日・先物1ヶ月=292.5㌦(前日292.5㌦)。2ヶ月=288.0㌦(285.5㌦)。3ヶ月=294.0㌦(285.0㌦)。6ヶ月=286.0㌦(284.5㌦)。12ヶ月=279.0㌦(276.0㌦)。

■米国・コンポジット価格は259.33㌦。前週比30㌦急伸(1月14日)=1月13日付け東部3都市(ピッツバーグ、シカゴ、フィラデルフィア)・コンポジット価格(HMS1)は、259.33㌦、前週比30.00㌦高。ピッツバーグ263.00㌦(前週比30.00㌦高)、シカゴ255.00㌦(同)、フィラデルフィア260.00㌦(同)の全面高となった。

■ベトナム向け、国際相場(1月20日)=昨年12月、米国西海岸からベトナムのディープシィ―成約価格は305㌦CFR(HMS80・20)。その後の新規成約情報はない。▽日本からのH2オッファーレベルはH2・285㌦CFR(約27,000円FOB)だが、成約は聞かれない。

■鉄源協会調べ・H2相場(1月第2週)=関東23,667円(先週23,667円、前年同週29,167円)。▽関西24,500円(先週24,500円。前年同週28,375円)。■異形棒鋼価格(同・1月第1週)=東西価格共にピークアウト。東京69,000円(前年同週74,000円)。▽大阪63,000円(前年同週68,000円)

日経新聞・要約

■中国6.1%成長に減速 29年ぶり低水準(20/1/17)=中国国家統計局17日発表の19年国内総生産(GDP)は、実質で前年比6.1%増。伸び率は18年から0.5ポイント縮小し、2年連続で減速し1990年以来、29年ぶりの低水準。19年の名目GDPは、前年比7.8%増の99兆865億元と米国に次ぐ世界第2位の規模。3位の日本のGDP(約560兆円)の2.8倍だ。

■NY株、連日の最高値(20/1/17)=1月16日の米・ダウ工業株30種平均は2万9297ドル64セントで取引を終え、連日で過去最高値を更新。米経済の「エンジン」である個人消費の堅調さなどが確認され買いが入った。▼17日の東京外国為替市場で、円相場は一時、1ドル=110円台前半をつけた。8カ月ぶりの円安・ドル高水準。株式市場では日経平均株価が昨年12月の昨年来高値(2万4066円12銭)を上回る場面があった。

■世界の鉄鋼大手、苦境続く(20/1/16)=欧米アジアの主要企業の7~9月期実績は25社中22社で最終減益や赤字転落となり、損益が悪化した割合は88%。19年10~12月期も17社のうち15社(88%)で業績悪化が見込まれており、損益悪化の割合は4四半期続けて80%超で高止まりする。▼余った鋼材は東南アジアに安値で輸出された。欧州の需要減で行き場をなくしたロシア産やトルコ産の鋼材も東南アジアに流れこみ、価格下落に拍車をかけた。USスチールは、20年4月以降にミシガン州のグレート・レイクス製鉄所の高炉や熱延設備を休止。タタ製鉄は欧州で3000人を削減する。日本製鉄も生産設備の集約を検討する。