2月18日情報

■市況概説=内外相場は依然として低調。国内H2相場(関東)は20,000円割れ

■トルコ向け米国玉、ディープシーカーゴは反発気配も(2月17日)=関係者によれば、2月12日付けで米国玉(HMS80/20)が268.00㌦CFR(7日成約に比べ4~8㌦高)で成約された。昨年末の300㌦を大きく下回ったままだが、年明けの急落からトルコ筋も、物色気配を見せ始めた感じである。

■アメリカ国内相場、成り行きを静観の気配(2月17日)=トルコ向け貿易相場が底入れ気配を見せ始めたこと。また中国が新型肺炎騒ぎから鉄鋼の生産、輸出とも減速するとすれば、トルコ製品にとって好機(つまりトルコ向け鉄スクラップにとっても好機)との見方も浮上している、と伝えられる。

■ベトナムは安値で物色気配(2月17日)=ベトナムも新型肺炎から動きは慎重。日本玉へのH2オッファーレベルはH2・250~255㌦CFR。

■現代製鉄、H2・22,000円(FOB)、日本玉4万㌧を成約した模様(2月17日)=テックスレポートおよび関係者によれば、現代製鉄は4月15日までの船積みを条件に13日、H2・22,000円(FOB)の指値を提示した。H1・23,000円、HS・シュレッダー、新断バラ・同プレスは24,500円。約4万㌧を成約した模様。

■鉄鉱石、中国スポット価格(2月17日)=中国の鉄鉱石62%スポット価格(粉鉱、Fe62%、CFR)、2月14日は86.38㌦。13日86.20㌦。12日85.02㌦。休暇直前の1月22日は94.17㌦だった。

■LME鉄スクラップ先物相場(2月17日) ▽2月14日・先物1ヶ月=271.0㌦(前日271.0㌦)。2ヶ月=281.0㌦(282.0㌦)。3ヶ月=282.5㌦(282.0㌦)。6ヶ月=278.0㌦(278.0㌦)。12ヶ月=272.0㌦(272.0㌦)。

■大同特殊鋼、14日からさらに鉄スクラップ建値を1,000円下げ(2月14日)=大同特殊鋼・知多工場は10日に続き14日から購入価格を一律1,000円下げた。新断20,000円、HS・17,000円、H2・16,000円、ダライ粉6,000円となった。▽建値はhttps://www.daido-genryo.com/を参照。

■東鉄、13日から全拠点一律1000円下げ、岡山・特級2万円割れ=東京製鉄は2月13日からさらに全拠点で一律1000円下げた。1月25日以来の連続下げで、下げ幅は岡山・特級で4,500円に達した。拠点別の特級価格は宇都宮20,000円、田原20,500円、岡山19,000円、九州20,000円、高松18,000円となった。http://www.tokyosteel.co.jp/kb/

■関東鉄源、輸出・入札H2・FAS22,751円で成約、前月比3,916円安(2月12日)=関東鉄源協組は2月12日共同輸出入札を行い、H2・FAS平均22,751円で3件25,200㌧成約した。前月比3,916円安。落札はA社23,010円(5,000㌧)、B社22,700円(15,000㌧)、C社22,650円(5,200㌧)。応札は15社21件。14万300㌧。全応札の平均価格は21,780円(前回は25,763円)。うち上位9社が22,000円以上をつけた。http://www.kantotetsugen.com/index.html

■関西鉄源も、輸出・入札H2・FAS22,750円で成約(2月12日)=関西鉄源連合会は2月12日第90回の共同輸出入札を行い、神鋼商事がH2・FAS22,750円で5,200㌧成約した。積み期は2月14日~3月14日まで。3番札まで22,000円台。応札は8社8件、40,800㌧だった。

■米国・コンポジット価格は232.67㌦、前週比26.66㌦安(2月12日)=2月10日付け東部3都市(ピッツバーグ、シカゴ、フィラデルフィア)・コンポジット価格(HMS1)は、231.67㌦で前週(259.33㌦)比26.66㌦安。ピッツバーグ233.00㌦(前週比30.00㌦安)、シカゴ235.00㌦(同20.00㌦安)、フィラデルフィア230.00㌦(同30.00㌦安)だった。

■中国筋、ようやく業務に復帰したが先行きは不透明(2月11日)=中国では新型肺炎から旧正月休み(1月24日~30日)を2月2日まで、上海や広東省は9日まで、湖北省は13日まで休日を延期したが、今週以降順次営業を再開している。ただ鉄鉱石価格など主要商品流通はストップ状態とされ、先行きは予断を許さない。

■鉄源協会調べ・H2相場(2月第2週)=関東19,667円(先週22,167円、前年同週29,167円)。▽関西20,750円(先週23,750円。前年同週28,000円)。

■異形棒鋼価格(同・2月第1週)=東西価格共にピークアウト。東京69,000円(前年同週74,000円)。▽大阪63,000円(前年同週68,000円)

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日経および業界新聞(要約)

■中国企業、厳戒下で再開(20/2/10)=中国で10日、一部地域の企業が半月ぶりに営業を再開した。ただ中国商務省は「(新型肺炎の影響が)深刻でない地域では、経営再開を適切に広げるべき」と説明。多くの企業が10日から事業を再開したが、本格操業にはほど遠い。

■入国拒否、各国の裁量(20/2/14)=中国によると、12日時点で129カ国が中国からの入国を制限。日米欧の主要7カ国(G7)はすべて何らかの入国制限をとっている。米国やシンガポール、オーストラリアなどは中国全土からの入国を拒否。日本は2月1日から湖北省からの入国を認めていない。13日にはこの措置を浙江省に拡大した。

■高炉メーカーの連結決算(20/2/13・産業新聞)=日本製鉄、JFE、神鋼の3社ともに20年3月期業績予想を下方修正。大規模減損を実施する日鉄は、事業損益予想を前回の1000億円の黒字から3100億円の赤字に修正。神鋼は経常損益予想をゼロから250億円の赤字に修正した。JFEHDは商社、造船事業の下振れを受けて事業利益予想を600億円から450億円に下方修正した。新型肺炎の影響は不確定要素が多く、業績は下振れする可能性が高い。

■日本製鉄、呉の高炉休止へ(20/1/31)=日鉄は呉の高炉は1基を残し能力を増強する計画だったが2基とも休止に転換し、製鉄所全体の閉鎖も検討する。北九州市の1基も21年3月末の休止を決めており、グループの国内の生産能力は現在の5400万トンから1割程度減る見通しだ。

■日本製鉄、和歌山の高炉も休止(20/2/7)=日鉄は和歌山製鉄所に2基ある高炉のうち1基を数年内に休止する方針を固めた。和歌山製鉄所は旧住友金属工業の主力製鉄所だ。粗鋼生産量は19年3月期で432万トン。2基の高炉のうち09年に稼働した「第1高炉」を休止する。今後は1基体制で生産の効率化を進める。

■19年度第4四半期生産計画、前期比5・3%増の2490万㌧(20/2/7・産業新聞)=経産省6日まとめたの19年度第4四半期(1―3月)生産計画によると、粗鋼は前期比5・3%増の2490万トンと3四半期ぶりに増える。