3月24日情報

■市況概説=原油と株式相場暴落、円高推移が今後のマーケットを左右するか。

*日経および業界新聞(要約)は下欄を参照してください。

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■現代製鉄、H2ベース21,000円FOBでビッド、前回比1,000円下げ(3月23日)=現代製鉄は23日、5月31日条件で日本産鉄スクラップのオッファーを集め、H2ベース21,000円FOBの買い指値を提示した。先週の成約価格に比べ1,000円安い。またHS・シュレッダー、新断類もいずれも23,500円FOBの買い指値を提示した。

■海外相場は軟調(3月23日)=23日付けテックスレポートによれば、海外貿易相場は弱い。新型ウイルスによる国境封鎖や企業生産の停止など実体経済が深刻なダメージをうけ、まだ先行きが見えないためだ。ただ為替相場が円安に振れているため、円建て相場では一定の下支え効果は期待できる。

▼韓国向け新規商談はH2・21,500円(FOB)に続落し、トルコ向け北米玉の直近成約(16日の週)は、HMS(80・20)換算では250㌦CFRを下回ったとされ、その直前に成約された275㌦CFRに比べ25㌦超の急落となったと伝えられる。

■鉄鉱石、中国スポット価格(3月23日)=中国の鉄鉱石62%スポット価格(粉鉱、Fe62%、CFR)、3月20日は88.96㌦。19日89.80㌦。18日は90.65㌦。▼20年2月平均は85.10㌦。1月93.41㌦。19年12月平均は89.95㌦。11月83.54㌦。10月87.57㌦。9月90.84㌦。8月90.48㌦。7月115.91㌦。6月104.33㌦。5月97.57㌦。4月91.56㌦。3月84.32㌦。2月85.23㌦。1月73.52㌦。19年最高値は7月3日119.51㌦。

■LME鉄スクラップ先物相場、2か月先物は25㌦急落(3月23日) ▽3月20日・先物1ヶ月=264.0㌦(前日264.0㌦)。2ヶ月=240.0㌦(243.0㌦)。3ヶ月=240.0㌦(244.0㌦)。6ヶ月=257.0㌦(247.0㌦)。12ヶ月=254.0㌦(250.0㌦)。15ヶ月=250.0㌦(250.0㌦)。

■関西鉄源も、輸出・入札H2・FAS21,825円で成約(3月16日)=関西鉄源連合会は3月16日第91回の共同輸出入札を行い、JFE商事がH2・FAS21,825円で5,200㌧成約した。海外市況の最近の急速な悪化を映して、先行の入札価格を下回った(3月11日の関東鉄源協組は22,655円で、830円安)。積み期は3月19日~4月30日まで。3番札まで21,000円台。応札は8社8件、40,400㌧だった。

■トルコ向け米国玉、ディープシーカーゴは感染拡大から下方修正へ(3月16日)=関係者によれば、世界的な新感染病の拡大から海外マーケットも下げ含み。欧州玉(HMS80/20)が273㌦CFRで成約した模様。2月末280㌦CFRから7㌦安い。

米国東海岸シッパー筋は、今後のトルコ向け(HMS80/20)は265~270㌦CFR見当と見て、浜値を10㌦前後、下げはじめたと伝えられる。

■アメリカ相場、一転して下げ気配広がる(3月16日)=トルコ貿易相場が下押しに転じたことや一部の国内メーカーが購入価格を10~15㌦ほど下げたため、4月相場は現在価格より20~30㌦の下げもありうるとの観測がでてきた。新感染病の影響については、まだ判断は分かれているが、「在庫は持たない」との見方は一致している。

■ベトナム筋、H2・255㌦CFR見当の買い指値だが・・・(3月16日)=関係者によれば先週までH2・245㌦CFR(H2換算22,100円FOB)だったベトナム筋も、関東鉄源の落札(H2・FAS22,655円)後、H2・255㌦CFRに引き上げたとされる。ただ、最近の円相場や海外市場は日替わりで変化しているため、売り買いともに流動的だ。

■東鉄、12日から九州だけ500円下げ(3月11日)=東京製鉄は3月12日から九州工場の購入価格を500円下げた。その他の工場、拠点価格は変わらない。12日以降の拠点別の特級価格は田原20,500円、岡山19,000円、九州18,000円(500円下げ)、宇都宮19,500円、高松18,000円である。http://www.tokyosteel.co.jp/kb/

■大同特殊鋼は13日から鉄スクラップ建値を500円引き下げ(3月13日)=大同特殊鋼・知多工場は3月13日、購入価格を一律500円下げた。新断19,500円、HS・16,500円、H2・15,500円、ダライ粉5,500円となった。▽建値はhttps://www.daido-genryo.com/を参照。

■鉄源協会調べ・H2相場(3月第3週)=関東19,000円(先週18,833円、前年同週31,167円)。▽関西19,875円(先週19,875円。前年同週32,000円)。

■異形棒鋼価格(同・3月第2週)=東京67,000円(先週67,000円、前年同週74,000円)。▽大阪62,000円(先週62,000円、前年同週68,000円)

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日経および業界新聞(要約)

主要国、経済対策を拡張 GDP比10%も(20/3/23)米欧は4~6月期の成長率のマイナス幅が前期比年率換算で10%を超す見方が浮上。米国家経済会議委員長は21日「経済対策はGDP(21兆㌦)の10%程度」と述べた。政府高官は「財政支出が1.3兆~1.4兆㌦。米連邦準備理事会(FRB)の追加対策などを加えて2兆㌦とする」と説明、08年の金融危機対策(7000億㌦)を上回る見通しだ。

流通、経産省ヒア・4~6月需要下振れ公算(20/3/23・産業新聞)=全国コイルセンター工業組合、全国厚板シヤリング工業組合の鉄鋼流通2団体は19日、経産省ヒアリングで20年度第1四半期(20年4―6月期)の需要見通しを報告。自動車はトヨタの生産が3―5月は前年比13・5%減。19年度造船需要は前年度並みの約350万トンだが、20年度は320万トンレベルと予測。建設も端境期から抜けるのは21年春先との見方もあり、減少の可能性を指摘した。

原油供給過剰、安値長期化も(20/3/22)フォームの始まり

過去30年超で最大の供給過剰に陥りそうだ。OPECとロシアの減産協議が決裂し、産油国が増産に踏み切る見通し。需要は感染拡大で冷え込んでおり4~6月は世界需要の約5%分の余剰が発生する見込み。シェールオイル増産を続けてきた米国にも痛手。NY原油先物価格は20日、20ドルを下回るなど約18年ぶりの安値。「増産の動きが広がれば20ドル割れ水準が続く」との声は多い。

米・カナダ・メキシコ国境、規制(20/3/21・夕)=米国とメキシコの両政府は20日、両国間の国境で不要不急の往来を21日から禁止すると発表した。モノの貿易は認める。米国とカナダの国境でも同様の規制が同時に始まる。まず30日間実施し、延長するか決める。

米、NYなど3州外出制限、3割休止・マイナス成長も(20/3/21・夕)=NY州は22日から事業者の全従業員に在宅勤務を義務付ける。カリフォルニア州は19日から住民の外出を禁止し、イリノイ州も追随した。コネティカット州やネバダ州なども制限措置に踏み切り、GDPの3割規模に達する。

EU、外国人の入域禁止 30日間(20/3/18・夕)=EU各国の首脳らは17日、外国人のEU域内への入国を原則禁止することで合意した。期間は30日間で必要に応じて延期する。

関西電炉は3、4月減産突入(3月18日・金属通信)=共英製鋼は17日、4月積みの異形棒鋼販価を全事業所で据え置くと発表した。新型ウイルスの感染拡大により、工事端境期に加え建築設備関連材料の中国供給が滞り、工期遅延や着工遅れが出ていること。また主原料や副原料・資材価格の今後の動向やサプライチェーンでのリスクも考えられるため、具体的方向は出せない模様。4月契約は申し込みも期待できず、スクラップ価格の行方も予測できないのが現状という。▽岸和田製鋼なども4月契約は「据え置き」以外のコメントはできないとしており、情勢を見極める構え。形鋼ミルは2月、3月と減産幅が拡大し、4月以降も減産必至の情勢と受けとめている。

米、「10人超の集会回避を」(20/3/17・夕)=トランプ米大統領は16日、国民向け今後15日間、10人超の集まりを避け、不要不急の旅行も自粛を求めた。▽米疾病対策センター(CDC)は15日、50人以上が参加する集会を8週間自粛するよう勧告した。大統領が全国民に厳しい措置を呼びかけたことで、全米で経済活動の収縮が一段と進む公算が大きい。

米、ゼロ金利復活 1%緊急利下げ、量的緩和再開(20/3/16・夕)=FRBは3日0.5%の利下げに踏み切ったばかりだが、株式市場が再開する16日を前に15日、1.0%の大幅利下げに踏み切った。政策金利は0~0.25%となり08年の金融危機以来のゼロ金利政策を敷く。

■20年4~6月期鉄鉱石契約価格は82.59㌦に決まる(3月3日)=テックスレポートによれば、日本の日鉄、JFE、神鋼の高炉3社が4~6月に購入する鉄鉱石契約価格は、前期比3.79㌦(4.8%)高の82.59㌦FOB西豪州となった。19年12月~20年2月のスポット価格平均にスライドしたものである。

■大阪製鉄、次期社長に野村泰介氏(日鉄常務)(20/3/4・産業新聞)=大阪製鉄は3日、次期社長に野村泰介・日本製鉄常務執行役員(60)が就任すると発表した。岩﨑正樹社長(60)は退任する。野村氏は4月1日付で大阪製鉄顧問に就任する予定。

■WHO、世界危険度「非常に高い」(20/2/29)=WHOは28日、新型コロナウイルスの危険度を「高い」から「非常に高い」に引き上げた。28日時点の世界感染者数は8万3千人を超え、死者は約2900人に達した。

■高炉メーカーの連結決算(20/2/13・産業新聞)=日本製鉄、JFE、神鋼の3社ともに20年3月期業績予想を下方修正。大規模減損を実施する日鉄は、事業損益予想を前回の1000億円の黒字から3100億円の赤字に修正。神鋼は経常損益予想をゼロから250億円の赤字に修正した。JFEHDは商社、造船事業の下振れを受けて事業利益予想を600億円から450億円に下方修正した。新型肺炎の影響は不確定要素が多く、業績は下振れする可能性が高い。

■日本製鉄、呉の高炉休止へ(20/1/31)=日鉄は呉の高炉は1基を残し能力を増強する計画だったが2基とも休止に転換し、製鉄所全体の閉鎖も検討する。北九州市の1基も21年3月末の休止を決めており、グループの国内の生産能力は現在の5400万トンから1割程度減る見通しだ。

■日本製鉄、和歌山の高炉も休止(20/2/7)=日鉄は和歌山製鉄所に2基ある高炉のうち1基を数年内に休止する方針を固めた。和歌山製鉄所は旧住友金属工業の主力製鉄所だ。粗鋼生産量は19年3月期で432万トン。2基の高炉のうち09年に稼働した「第1高炉」を休止する。今後は1基体制で生産の効率化を進める。