4月20日情報

■市況概説=世界経済、マーケットはコロナ(ロックダウン)対策からマヒ寸前。

鉄スクラップ・トルコ貿易相場に底打ち気配。米国相場は霧の中。

*日経および業界新聞(要約)は下欄を参照してください。

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■関東炉前価格は、H2・19,500~20,000円中心(4月17日)=テックスレポートによれば、関東地区の炉前価格は19,500~20,000円中心。複数メーカーは荷止め状態でジリ安気配とされる。安値圏では東鉄・宇都宮、特級18,500円で16年7月以来3年9カ月ぶりの安値。市中発生量の落ち込みが指摘されるが、メーカーへの入荷率はほぼ100%とされ、需給の弱さが浮かび上がったかたちだ。

■東鉄、4月11日から田原と宇都宮工場の購入価格を500円下げる(4月10日)=東京製鉄は4月11日から田原と宇都宮工場の購入価格を一律500円下げる。この結果11日以降の拠点別の特級価格は田原19,500円(500円下げ)、岡山18,500円(据え置き)、九州17,500円(据え置き)、宇都宮18,500円(500円下げ)、高松17,500円(据え置き)となる。http://www.tokyosteel.co.jp/kb/

■関東湾岸相場、H2・19,500~20,000円で前週比500円安(4月13日)=テックスレポートによれば、関東湾岸相場は、トルコ向け貿易相場が一応、下げ止まり気配をみせはじめたが、東鉄が4月11日、田原、宇都宮価格を500円引き下げたことなどから、500円がた下押した。H2は埠頭ヤードの買い指値は20,000円の大台を割り、実勢中心値は19,500~20,000円どころ。HSは22,500~23,500円、新断23,000~23,500円気配と伝えられる。

■鉄源協会調べ・H2相場、小幅続落(4月第2週)=関東18,667円(先週18,833円、前年同週30,667円)。▽関西19,375円(先週19,375円。前年同週32,750円)。

■異形棒鋼価格(同・4月第2週)=東京65,000円(先週65,800円、前年同週74,000円)。▽大阪60,000円(先週62,000円、前年同週68,000円)

■米国・コンポジット価格は前週比46.67㌦下落、操業率は56.1%へ急落(4月14日)=4月13日付け東部3都市(ピッツバーグ、シカゴ、フィラデルフィア)・コンポジット価格(HMS1)は、186.00㌦で前週比46.67㌦急落した。3地区価格は、ピッツバーグ183.00㌦(前週比50㌦安)、シカゴ185.00㌦(同50㌦安)、フィラデルフィア190.00㌦(同40㌦安)だった。▽週間操業率は3月9日81.6%から4月13日56.1%まで25.5ポイントも急後退した。操業率の低下は6週連続。

■大同特殊鋼は14日から鉄スクラップ建値500円引き下げ(4月14日)=大同特殊鋼・知多工場は4月14日、購入価格を一律500円下げた。新断18,500円、HS・15,500円、H2・14,500円、ダライ粉4,500円となった。▽建値はhttps://www.daido-genryo.com/を参照。

■トルコ向けディープシーカーゴは反発(4月13日)=関係者によれば、コロナウイルス感染拡大から、つるべ落としに下げ続けていたトルコ向け相場も、トルコ筋の在庫補充の買いと米国筋の供給減による「瞬間的な需給ひっ迫」から急反発している。3月中旬にはHMS(80:20)で200㌦CFR台寸前まで落ち込んだが、直近の米国玉の成約値は245㌦CFRが伝えられる。ただ契約数量そのものは少ない。

■アメリカ相場、コロナショックで国内メーカーは大幅値下げも(4月13日)=米国国内メーカーは大幅な減産体制から品種別で30~50㌦の大幅値下げ。また自動車関連の発生は30~100%減と伝えられる。物流そのものが停滞している。

■現代製鉄、H2ベース18,500円FOBでビッド、前回比2,500円下げ(4月10日)=現代製鉄は10日、6月15日条件で日本産鉄スクラップのオッファーを集め、H2ベース18,500円FOBの買い指値を提示した。同社が3月下旬に提示した指値から2,500円安い。HS・シュレッダー、新断類は21,000円、H1・19,500円でいずれも前回から2,500円下押した。

■ベトナム向けも低調・H2・FOB換算ベース19,500円レベル(4月13日)=2月通関統計によれば、ベトナム向けは韓国を抜いて、国別輸出先のトップに躍り出た。

▼直近の輸入商談は低調。海外貿易相場の急落やコロナ感染対策(陸続きの国境閉鎖や入国者隔離策)などから、見送り気配。日本側の売りアイデアに対しても返答はない。扱い筋は現状気配値はH2ベース19,000~19,500円FOB強かと推測している。

■関東鉄源、輸出・入札H2・FAS20,656円で成約、3か月続落(4月9日)=関東鉄源協組は4月9日共同輸出入札を行い、H2・FAS平均20,656円で2件20,200㌧成約した。落札はA社20,800円(5,200㌧)、B社20,606円(15,000㌧)の2件。応札は14社20件。11万5,700㌧。全応札の平均価格は19,462円。20,000円以上の応札は3件だった。前月比1,999円安。1月10日(26,667円)から3か月連続で後退し、下げ幅は6,011円に達した。http://www.kantotetsugen.com/index.html

■POSCO、鉄スクラップ購入を中断(4月9日)=テックスレポートによれば、韓国のPOSCOは同社光陽と浦項の鉄スクラップ購入を一時的に中断する。両製鉄所の1日当たり購入量は4,000㌧。中断期間は2か月程度かと推測される。減産対応の措置と見られることから、日本産の上級スクラップの輸入停止も想定される、としている。

■鉄鉱石、中国スポット価格(4月17日)=中国の鉄鉱石62%スポット価格(粉鉱、Fe62%、CFR)、4月16日は84.69㌦。15日85.12㌦。14日84.84㌦。▼20年3月平均87.38㌦。2月平均85.10㌦。19年最高値は7月3日119.51㌦。

■LME鉄スクラップ先物(4月17日) ▽4月16日・先物1ヶ月=250.0㌦(前日253.0㌦)。2ヶ月=270.0㌦(270.0㌦)。3ヶ月=268.5㌦(267.5㌦)。6ヶ月=270.0㌦(273.0㌦)。12ヶ月=266.5㌦(268.5㌦)。15ヶ月=266.5㌦(268.5㌦)。

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日経および業界新聞(要約)

■IMF 、20年世界経済マイナス3.0%予測(20/4/15)IMFは14日、20年世界経済成長率予測をマイナス3.0%へ下げた。「大恐慌以来、最悪」。2.9%のプラス成長だった19年から大幅に悪化し、09年(0.1%減)以来のマイナス成長に落ち込む。1月予測(プラス3.3%)から大幅な下方修正。▽20年のシナリオはマイナス3%の経済成長だが、感染封じ込めに失敗すれば、成長率のマイナス幅は6%程度となり、約90兆ドルある世界の名目GDP(国内総生産)は5.4兆ドル(580兆円)も小さくなる。

■米、失業保険申請 4週間で2200万件超す(20/4/17)=米労働省16日発表の失業保険の新規申請件数(季節調整済み)は、3月中旬から、4週間で申請数は2200万件を突破した。米労働人口は1億6300万人だが、単純計算で8人に1人が職を離れたことになる。

■OPECプラス、970万バレル減産合意(20/4/13)OPECとロシアなどで構成する「OPECプラス」は13日、日量1000万バレルの協調減産への参加に難色を示していたメキシコに配慮し、日量970万バレルに引き下げて最終合意した。世界の供給全体の1割に相当し、産油国による過去最大の協調減産となる。

■20年4~6月、粗鋼生産見込みは1,936万㌧、前年同期比25.9%減=経産省は9日、20年度第1四半期(20年4~6月)の出荷等相当粗鋼需要量は前年同期比25.9%、前期実績見込み比17.9%減の1,936万㌧で、09年4~6月(1,909万㌧)以来11年ぶりの水準。内外需を合わせた鋼材需要は前年同期比18.1%、前期実績見込み比12.1%減の1,828万㌧と発表した。ただ今回はコロナの影響の一部しか織り込んでいない。

鉄鋼減産が世界的に拡大(20/4/5・産業新聞)=欧州ではアルセロール・ミッタルが需要見合いで生産を調整すると発表。インドのタタ製鉄や需要の回復が遅れる中国の宝武鋼鉄集団、輸出が減少している台湾の中国鋼鉄もそれぞれ減産に踏み切る。日本の鉄鋼大手も減産を検討。新型コロナの世界的な感染は収束が見通せず、減産が長期化する恐れがある。

■JFE、京浜の高炉休止へ(20/3/27・夕)=JFEスチールは東日本・京浜の第2高炉を休止する方向で調整に入った。京浜で稼働している高炉は1基のみで、高炉が稼働する製鉄所としての機能が実質的になくなる。休止時期は数年以内になる見通し。休止以降は、他の製鉄所から半製品を調達して、加工などの工程を続ける。