6月2日情報追加

■市況概説=欧州に続き全米でも徐々に経済活動が再開。需給は内外共に回復期待から底入れ、反発気配が広がる。東鉄も連続値上げ。

*日経および業界新聞(要約)は下欄を参照してください。

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■東鉄、6月2日からさらに全拠点で500~1,000円上げ(6月1日)=東京製鉄は5月22日、29日に続いて6月2日からさらに全拠点で500~1,000円上げからする。田原と九州工場の購入価格を1,000円、岡山、宇都宮、高松の購入価格を500円引き上げる。この結果、拠点別の特級価格は田原22,500円、岡山20,000円、九州20,500円、宇都宮21,000円、高松19,000円となる。http://www.tokyosteel.co.jp/kb/

■トルコ、ディープシーカーゴは引き続き活発(6月1日)=関係者によればトルコは、ここにきて手当て増やしている。直近のディープシーカーゴの成約値はHMS80・20で246~252㌦CFR。前週の成約実績と同レベル。価格指数は5月29日時点で欧州産256.60㌦CFR、米国産250.48㌦CFRとなった 。

■LME鉄スクラップ先物(6月1日) ▽5月29日・先物1ヶ月=246.8㌦(前日249.0㌦)。2ヶ月=263.0㌦(260.0㌦)。3ヶ月=267.0㌦(263.5㌦)。6ヶ月=266.0㌦(267.5㌦)。12ヶ月=260.0㌦(262.0㌦)。15ヶ月=260.0㌦(263.0㌦)。

■鉄鉱石、中国スポット価格、5月29日98.95㌦で今年新高値(6月1日)=中国の鉄鉱石62%スポット価格(粉鉱、Fe62%、CFR)、5月29日98.95㌦。28日94.76㌦。27日93.10㌦。▽4月30日82.50㌦。▼20年4月平均は82.98㌦。3月平均87.38㌦。2月平均85.10㌦。19年最高値は7月3日119.51㌦。

■ベトナム向け商談も上昇(6月1日)=コロナ疫病から港湾作業は世界で中断しているためコンテナ物流は極端に細っている。そのなかベトナム筋は日本玉手当てに動き出した。関係者によれば、直近の成約は日本玉・H2・FOB24,500円。

■アメリカ相場、輸出積み出しから浜値は底入れ・反発が続く(6月1日)=米国国内メーカーは大幅な減産、シカゴ、デトロイトなど東部都市では製造工場からの発生も途絶し、市中流通、ディーラー在庫とも依然回復していない。トルコ向け輸出の積み出し手当ても見込めるため、東部沿岸部では底入れ、反発が続いる。▼このため6月相場は全品種で反発高が予想されている。

■関東湾岸相場、H2・22,500∼23,000円へ続伸、前週比500円高(5月28日)=テックスレポートによれば、関東湾岸のH2は22,500~23,000円へさらに続伸した。関東鉄源協組の12日共同輸出入札でH2・FAS平均22,480円で成約したこと、船積み手当てが続いていること、市中の荷動きが悪化していることなどからナイモノ高の状況だ。HSと新断は、中心値は24,500~25,000円程度で、高値寄り気配。

■大同特殊鋼は5月28日から購入価格1,000円値上げ(5月28日)=大同特殊鋼・知多工場は5月28日、購入価格を一律1,000円引き上げた。新断19,500円、HS・16,500円、H2・15,500円、ダライ粉5,500円。▽建値はhttps://www.daido-genryo.com/を参照。

■米国・コンポジット価格は202.67㌦で前週と同値。操業率は53.2%へ若干改善(5月27日)=5月26日付け東部3都市(ピッツバーグ、シカゴ、フィラデルフィア)・コンポジット価格(HMS1)は202.67㌦で前週比と同じ。ピッツバーグ183.00㌦、シカゴ215.00㌦、フィラデルフィア210.00㌦だった。▽5月26日の週間操業率は53.2で前週の52.7%からわずかだが改善した(3月9日81.6%)。

■鉄源協会調べ・H2相場は小幅反発(5月第4週)=関東19,333円(先週18,500円、前年同週28,000円)。▽関西19,125円(先週18,875円。前年同週30,125円)。

■異形棒鋼価格は東西共に反落(同・5月第3週)=東京64,600円(先週65,000円、前年同週74,000円)。▽大阪58,000円(先週59,600円、前年同週68,000円)。

■韓国・現代製鉄向け、H2・FOB換算22,900円情報も(5月25日)=関係者によれば、現代製鉄が3か月ぶりに地域別入札を実施した結果、H2・FOB22,900円で成約した模様。日本側の売り唱えは23,500円以上が多かったとされる。

■関東鉄源、輸出・入札H2・FAS22,480円で成約(5月12日)=関東鉄源協組は5月12日共同輸出入札を行い、前月比1,824円高のH2・FAS平均22,480円で3件23,000㌧成約した。域内炉前価格を2,000~2,500円上回る高値となった。▽落札価格は「想定を超える」高値だったようで、行動規制から流通が縮小し、需給バランスが均衡したことが一因と見られた。落札はA社22,750円(5,000㌧)、B社22,500円(3,000㌧)、Ⅽ社22,386円の3件。応札は15社、24件で数量は16万3,000㌧。応札平均価格は21,670円。向け先はベトナム、台湾、バングラディシュ方面が予想される。http://www.kantotetsugen.com/index.html

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日経および業界新聞(要約)

■米、15州に州兵、黒人暴行死、ワシントンは夜間外出禁(20/6/1)=白人警官の暴行による黒人死亡事件への抗議デモが全米に広がっていることを巡り、国防総省州兵総局は5月31日、15州と首都ワシントンのあるコロンビア特別区で州兵を動員した。夜間外出禁止令が出たのは全米の40都市以上に達した。26日に中西部ミネソタ州ミネアポリスで始まったデモの暴徒化は止まらず、事態が緊迫している。

■NY市 来月8日経済再開(20/5/30・夕)=感染者が全米で最も多いNY州のクオモ知事は29日、3月下旬から実施している営業規制を6月8日から段階的に緩和すると発表した。

■世界粗鋼生産量、前年同月比4月13.0%減(20/5/26)=世界鉄鋼協会がまとめた世界64カ国・地域の4月の粗鋼生産量は前年同月比13.0%減の1億3709.8万㌧。主要国はコロナ禍から軒並み大幅な減産で、インド65.2%減、ブラジル39.0%減、米国32.5%減、トルコ26.3%減、日本23.5%減、EU(28か国)22.9%減、台湾16.3%減など2桁の落ち込みとなった。ただ中国は0.2%増、ベトナム4.2%増とわずかに増産となった。前年同月割れは2か月連続で、4月単月の中国の世界生産シェアは62%。1~4月累計生産は前年同期比4.1%減の5億8099.4万㌧。世界主要国は軒並みマイナスだが、中国は1.3%増。世界シェア55%。

■19年度小形棒鋼国内出荷は前年度比6・6%減の730万㌧(20/5/26・産業新聞)=普電工によると19年度鉄筋用小形棒鋼の国内向け出荷数量は前年度比6・6%減、51万8455㌧減の730万4232㌧。3年ぶりのマイナスで5年連続で800万㌧を割り込んだ。普電工は19年度国内出荷を前年度実績比4・1%減の750万㌧と予測したが、これを20万㌧程度下回った格好だ。一方、20年3月単月は前年同月比10・4%減の60万4648㌧となった。

■4月粗鋼生産662万トン、前月比16.8%減、前年同月比23.5%減(鉄連hp)=銑鉄生産は490.2万㌧(前月比18.4%減、前年同月比24.0%減)。粗鋼生産は661.7万㌧(前月比16.8%減、前年同月比23.5%減)。4月の1日当たり粗鋼生産は22.1万㌧で、3月の同25.6万㌧比14.0%減となった。炉別では転炉鋼484.4万㌧(前月比20.0%減、前年同月比25.4%減)、電炉鋼177.2万㌧(前月比6.6%減、前年同月比17.9%減)となり、前年同月比では転炉鋼は2カ月連続の減少、電炉鋼は14カ月連続の減少となった。▼鋼種別生産では、普通鋼が520.0万㌧(前月比15.4%減、前年同月比21.1%減)、特殊鋼141.6万㌧(前月比21.5%減、前年同月比31.0%減)となり、前年同月比は普通鋼は2カ月連続、特殊鋼は17カ月連続の減少となった。

■米国、全50州で経済再開(20/5/21・夕)=米国の全50州は20日までに行動制限を一部緩和し、経済活動を部分的に再開した。地方政府は検査件数に占める「陽性率」も監視しながら、制御不能な第2波の到来を警戒する構えだ。