7月21日マーケット情報

 

■米国・コンポジット価格461.67㌦。6週連続で横這い(7月20日)=7月19日付け東部3都市(ピッツバーグ、シカゴ、フィラデルフィア)・コンポジット価格(HMS1)は461.67㌦で前週比は横這い。ピッツバーグ455㌦(横這い)、シカゴ475㌦(同)、フィラデルフィア455㌦(同)と3地区とも揃って値動きに変化はない。

 

■大同特殊鋼7月20日からHSH2をさらに1,000円下げ、その他は変わらない(7月20日)=大同特殊鋼・知多工場の購入価格は7月13日からHS、H2500円下げたが、20日同2品種をさらに1,000円追加値下げした。20日以降の購入価格はHS46,500円(1,000円下げ)、H245,500円(1,000円下げ)、新断55,000円(変わらず)、ダライ粉39,000円(変わらず)とした。▽建値はhttps://www.d6aido-genryo.com/を参照。

 

■鉄鉱石、719日価格は218.60㌦(7月20日)=中国の鉄鉱石62%スポット(粉鉱、Fe62%、CFR719日価格は218.60㌦。16219.6315218.37㌦。直近の安値は526日の180.70㌦。過去最高は512日の230.59㌦。

 

■LME鉄スクラップ先物相場(7月20日)=現地19日現在:1ヶ月=489.5㌦(前日490.0㌦)。2ヶ月=493.5㌦(490.0㌦)。3ヶ月=494.5㌦(492.0㌦)。6ヶ月=493.0㌦(489.0㌦)。12ヶ月=459.5㌦(468.0㌦)。15ヶ月=451.5㌦(457.5㌦)

 

■東鉄、7月20日から宇都宮を除く4拠点で改訂。新断類は高い(7月19日)=東京製鉄は7月20日から田原では新断類を除く全品種を1,000円、岡山、九州、高松では新断類を除く全品種を500円、それぞれ値下げした。宇都宮だけ全品種、据え置いた。この結果、20日以降の特級購入価格は、宇都宮49,000円(据え置き)、田原50,000円(1,000円下げ)、岡山50,500円(500円下げ)、九州49,000円(500円下げ)、高松49,000円(500円下げ)。▽同社の購入価格はhttp://www.tokyosteel.co.jp/kb/

 

■海外相場、トルコ連休(72023日)を前に米国筋は安値成約。欧州シッパーは連休明け後を期待(7月19日)=関係者によれば、トルコの715日(国民連合の日)、2023日(犠牲祭)の連休を前に米国シッパーは安値で売った模様。7月16日時点のトルコ向け指標価格は、HMS8020ベース484.89CFR。先々週比11.11㌦下落。一方欧州シッパーはトルコの丸棒市況が好調なため、連休明け後の8~9月商談に期待している。

 

■関東湾岸相場 HS、新断はさらに続伸、H2は続落。二極化も拡大(7月19日)=関係者によれば、高炉筋の購入意欲が強いことなどから上級品種は続伸したが、一般品種であるH2はさらに続落した。H2の実勢価格は47,000~48,000円(先週比500円安)、HS58,50059,500円(先週比500円高)、新断61,00062,000円(同1,000円高)に引き締まった。湾岸シッパーの中には上級品は積極的に買い進むが、下級品は値下げや荷止めを実施、との向きもあり、品種格差は拡大している。

 

■異形棒鋼価格(7月19日):7月第3週は同値=東京88,000円(先週88,000円、前年同週64,000円)。▽大阪86,000円(先週86,000円、前年同週60,000円)。

 

■鉄源協会。H2・炉前価格(7月14日)=7月第2週:関東44,833円(先週44,8330円、前年同週19,833円)。▽関西48,750円(先週48,625円。前年同週22,500円)。

 

直近 日経新聞、業界紙、各社㏋要約

 

異形棒鋼12年半ぶり高値(7月20日)異形棒の取引価格が約12年半ぶり高値を付けた。直径16mm品大口需要家渡し価格は、東京地区で91000円前後。昨年夏の底値(同65000円前後)からは26000円(40%)上昇。9万円台に乗せるのは200812月以来、127カ月ぶり。値上がりの主因は原料価格の高騰だ。「H2」電炉買値は、東京地区で48500円前後。前年同期の2倍強の水準で高止まりしている。▼鉄骨造(S造)などに使うH形鋼の取引価格も上昇。東京地区の問屋仲間価格は96500円前後。問屋などはこれまでの需要の鈍さから在庫量を絞っていたため、流通市場でH形鋼の不足感が出た。

 

■中部鋼鈑、厚板15千円引き上げ(7月20日・産業新聞)=中部鋼鈑は19日、8月契約分から厚板価格を15000円引き上げる。昨年10月からの累計上げ幅は45000円。

 

■共英製鋼・山口、5千円引き上げ(7月20日・産業新聞)=共英製鋼・山口は19日、8月契約分の等辺山形鋼、平鋼、Iバー、丸鋼価格を5千円引き上げる。5月から累計2万円。

 

■東北デーバー・スチール、9万円に引き上げる(7月19日・産業新聞)=東京鉄鋼と伊藤製鉄所の異形棒鋼共販会社、東北デーバー・スチール(社長=飯塚一夫・東京鉄鋼常務執行役員)は720日以降の異形棒鋼販売価格についてトン当たり9万円に引き上げる

 

豪鉄鉱石、人材難で供給減(7月17日)英豪リオ・ティントなど各社が鉱山技師や運転手の制約で、生産や出荷の減少に追い込まれている。23年には資源業界で必要な人材の2割が不足するとの見方もあり、好調な中国向け出荷や市況に影響を与える可能性をはらむ。他の業種や地域との人材争奪戦が激化していることがある。大都市を抱える東部の州では道路建設などのインフラ開発が活発だ。こちらも多くの建設作業員などを必要としている。216月期の出荷量の予測は、従来よりも1割以上少ない1740万~1800万トンに引き下げた。豪州は20年世界鉄鉱石輸出の53%を占め、世界最大の供給国だ。豪州産は高品位でCO2の排出量を抑えられるため、中国の鉄鋼メーカーなどからの人気が高い。

 

宝武鉄鋼、山東と統合交渉(7月16日)宝武鋼鉄集団と山東鋼鉄集団が、再編に向けて交渉を開始した。最大手の宝武を中心に再編を推し進め、余剰生産能力の削減につなげる。世界鉄鋼協会によると20年山東の粗鋼生産量は3111万トンで世界10位。世界首位の宝武との経営統合が実現すれば、年間生産量は単純合算で14000万トン(2位の欧州アルセロール・ミタルは7846万トン)を超える巨大企業となる。▽宝武は199月に当時中国9位の馬鋼集団を子会社化。同年11月にも6位の首鋼集団の株式15%を取得。中国政府は宝武を中心に業界再編を進め、老朽化した設備の統廃合につなげる。

 

国内粗鋼生産、30%増(7月14日) =経産省は13日、2179月期の国内粗鋼生産量が前年同期比30%増の2469万トンとの見通しを発表。1979月期比でも0.6%増となり、ウイルス拡大前の水準を上回る。四半期ベースの増加は5期連続となる見通し。自動車や機械など製造分野向けの鋼材需要がけん引する。▽鋼材需要見通しは2175万トンと、前年同期比17%増。普通鋼鋼材の伸びをけん引するのが自動車向けだ。79月期見通しは257万トンとなり、20年同期比7.9%増の見通し。製造業で最も高い伸び率なのは産業機械向け。半導体向け装置などが伸び、19.1%増となる見通し。製造業平均の7.5%増を大きく上回る。

 

■東京製鉄、鋼材販売価格(7月14日・産業新聞)=東京製鉄は13日、8月契約分の鋼材販価・厚板を前月比で5000円、条鋼品種を3000円引き上げると発表。薄板類は据置いた。

 

■日本製鉄、H形鋼販価(7月14日・産業新聞)=日本製鉄は13日、7月契約(8月生産)の店売り向けH形鋼の販売価格を前月比でトン5000円引き上げると発表した。

 

■21年度小形棒鋼国内出荷、前年度比横ばいの690万㌧(7月12日・産業新聞)=普通鋼電炉工業会(会長=内田裕之・合同製鉄社長)は12日、21年度鉄筋用小形棒鋼の国内向け出荷数量予測を前年度比ほぼ横ばいの690万トンとした。2年連続で700万トンを割り込み、過去最低とされる1976年度(推定680万―690万トン)と同水準になる見通し。

 

■宝武鋼鉄・湛江製鉄所の第3高炉を今8月に稼働(7月9日・産業新聞)=宝武鋼鉄集団は広東省の湛江製鉄所で建設中の第3高炉(5050㎥)を今8月に稼働させる。年産能力402万㌧。完成後の同所の粗鋼生産能力は年1250万㌧と華南地区最大の製鉄所となる。

 

■日本鉄リサイクル工業会国際ネットワーク委員会、「第9回国際鉄リサイク ルフォーラム」=日本鉄リサイクル工業会国際ネットワーク委員会は78日、「第9回国際鉄リサイク ルフォーラム」をWEB会議形式で14時~17時まで行った。プログラムは講演: 1・「鉄スクラップに響く世界の鼓動 ~ゼロ・カーボンへの大転換期を迎えて~」(東京製鐵 鋼板開発部伊藤岳部長)2・「Ferrous Trade Update」(Mr. Sean Davidson, CEO, Davis Index)。 3・「中国鉄スクラップ産業の現状と発展傾向」(中国廃鋼鉄応用協会・CAMU)。4・「韓国鉄スクラップ産業 2020 年の状況及び 2021 年の展望」(韓国鉄鋼協会・KOSA)。5・「日本と東アジア鉄スクラップ需給 2020 年の状況と21年の展望・高炉のCO2削減」(林誠一・鉄リサイクリング・リサーチ 代表)。及びパネルディスカッション (質疑応答など)。

 

■鉄鉱石、6月平均価格は212.42㌦、2カ月連続の月間平均、過去最高(7月5日)=中国の鉄鉱石62%スポット価格(粉鉱、Fe62%、CFR)6月平均価格は212.42㌦で5205.39㌦に比べ7.04㌦高。2カ月連続で月間平均の最高だった。なお512230.59㌦は過去最高だった。▼4月の月間平均価格は177.37㌦。3166.59㌦。2163.34㌦だった。

 

河鋼集団(中国) 粗鋼生産で世界3位に(7月5日)中国の河鋼集団は2008年に唐山鋼鉄集団と邯鄲鋼鉄集団が経営統合して誕生した。20年粗鋼生産量は4376万トンとなり、世界3位にまで成長した。213月には50年に二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロとする目標を公表。環境対策のための研究開発投資も増やしている。河鋼は海外市場にも目を向ける。19年にはインドのタタ製鉄から東南アジア事業の7割を買収すると公表。韓国ポスコと唐山市に自動車鋼板の合弁会社を設けることも6月に発表した。