1月15日マーケット情報

 

■相場背景は、別項の「コロナ発、鉄スクラップ相場は急伸・思惑」をご覧ください。

https://steelstory.jp/category/market/

 

■現代製鉄、日本産H242,000円FOBの買い唱え(114日)=テックスレポートによれば現代製鉄は14日、314日を船積み期限とする日本産鉄スクラップのオッファーを集め、H242,000円FOBの指値を提示した。上級品ではHSとシュレッダーが46,500FOB、新断47,500FOBを提示した。東国製鋼の成約値に比べ1,000円安い。

▼現代製鉄、日本産スクラップに年間長期契約(18日)=テックスレポートによれば現代製鉄は、日本商社を中心とするシッパーと年間長期契約を結んだ。新断、HS、シュレッダーの3品種。数量は月間3万㌧規模。年間で3040万㌧規模。従来は四半期契約が基本だったが、今回は年単位に延ばした。中国が鉄スクラップ手当てを新規格条件で再開したことから、現代製鉄も日本産スクラップの安定購入を図ったものと見られている。

 

■東国製鋼、日本産H243,000円FOBで成約(18日)=テックスレポートによれば東国製鋼は8日までにH243,000円FOBで、3万㌧手当てした。積み期は23月条件。今回の成約はベトナムや台湾の直近成約値に比べ1,0001,500円安いが、海外筋の高値掴み警戒感を映したものとして市場関係者は注目している。

 

■関東鉄源、輸出・入札H2・FAS44,751円で成約、前月比6,041円高(113日)=テックスレポートによれば、関東鉄源協組は13日共同輸出入札を行い、前月比6,041高のH2・FAS平均44,751円で1件15,000㌧成約した。向け地はベトナムまたはバングラディシュと見られる。落札は1社だけ。応札は1518件。合計数量は119,750㌧。応札の平均価格は42,793円だった。落札平均価格が4万円を超えたのは、リーマンショック直前の20089月以来124カ月ぶり。役員会出席者の来月相場見通しは横ばいが60%、強気が35%、弱気5%に分かれた。

 

■米国・コンポジット価格は413.33㌦へ急騰(113日)=111日付け東部3都市(ピッツバーグ、シカゴ、フィラデルフィア)・コンポジット価格(HMS1)は413.33㌦で前週比96.66㌦急伸した。ピッツバーグ400㌦(前週比90㌦高)、シカゴ435㌦(前週比90㌦高)、フィラデルフィア415㌦(前週比110㌦高)に一気に跳ね上がった。

 

■東鉄、14日から宇都宮工場価格だけ1,000円値下げ(113日)=東京製鉄は114日から宇都宮工場の購入価格を1,000円引き下げた。その他の工場・拠点価格は据え置いた。特級の購入価格は宇都宮42,000円(1,000円下げ)、田原43,000円(据え置き)、岡山41,500円(据え置き)、九州41,000円(据え置き)、高松41,000円(据え置き)。▽同社の購入価格はhttp://www.tokyosteel.co.jp/kb/

 

■関東湾岸相場、年始相場。H242,00042,500円で様子見、ジリ下げ気配(112日)=関係者によれば、手持ち筋が年初から利益確定売りに動き始めたことから、高値筋から上値を消している。実勢価格のめどはH2・42,00042,500円(前週比1,000円安)、HS、新断ともに44,00045,500円(前週比500円安)気配である。

 

■鉄源協会調べH2・横這い気配(1月第2週)=関東36,333円(先週36,333円、前年同週23,667円)。▽関西40,625円(先週40,625円。前年同週24,500円)。

 

■トルコ向け輸出商談、年明けも「売り手」市場が続く(18日)=関係者によれば、トルコ商談は過熱相場の新年相場を再開した。直近の米国屑成約価格は2月末~3月末渡し条件でHMS80・20ベース480CFR18日時点のトルコ向け指標価格(HMS8020ベース)は米国玉480.61CFR20116300.97CFR)。中国の買い付け再開情報から、関係者はコロナ禍再拡大で多少の調整はあるにしても、総じて上値は固いと強気である。

 

■中国、鉄スクラップ輸入を再開(16日)=テックスレポートによれば中国は2111日から新規格である「再生鋼鉄原料」の基準を満たす鉄スクラップの輸入を解禁した。公表された「再生鋼鉄原料」の関税コードは7204100010720410010720490001072041001072044900305コードで、JISに該当する厚さ6mmの「重型再生鋼鉄原料」をはじめ、4mm以上の「中型再生鋼鉄原料」、2mm以上の「小型再生鋼鉄原料」、シュレッダーである「破砕型再生鋼鉄原料」などが含まれる。

 

■異形棒鋼価格も大幅反発(同・1月第1週)=東京72,000円(先週69,800円、前年同週69,000円)。▽大阪69,250円(先週64,600円、前年同週67,000円)。

 

■鉄鉱石、113日の中国スポット価格は169.68㌦(1月14日)=中国の鉄鉱石62%スポット価格(粉鉱、Fe62%、CFR13日は169.68㌦。12170.16㌦。11169.33㌦。▼鉄鉱石、12月の中国スポット価格平均は153.55㌦(1月5日)=中国の鉄鉱石62%スポット価格(粉鉱、Fe62%、CFR12月平均は153.55㌦で125月以来87カ月ぶりの高値。直近のピークは1221171.92㌦だった(ブラジル鉱山で19日人身事故が発生し、作業中断がした)。170㌦台の攻防は1110月以来、92か月ぶり。▼11月平均は122.52㌦。10118.29㌦。9122.76㌦。8119.93㌦。7106.53㌦。6100.77㌦で6月以来100㌦超。

 

■LME鉄スクラップ先物(114日) ▽113日・先物1ヶ月=464.0㌦(前日467.5㌦)。2ヶ月=452.0㌦(463.0㌦)。3ヶ月=442.0㌦(448.0㌦)。6ヶ月=392.5㌦(398.0㌦)。12ヶ月=375.5㌦(381.0㌦)。15ヶ月=371.5㌦(373.0㌦)。

 

■大同特殊鋼、1226日からさらに1,000円値上げ(1226日)=大同特殊鋼・知多工場は年末26日からさらに値上げした。今回は全品種1,000円上げ。新断42,500円、HS39,500円、H238,500円、ダライ粉28,500円。▽建値はhttps://www.d6aido-genryo.com/を参照。

 

直近 日経新聞、業界紙要約

 

■緊急事態7府県発令 ビジネス往来も停止(114日)=菅首相は13日、大阪、兵庫、京都、愛知、岐阜、福岡、栃木の7府県に緊急事態宣言を発令した。14日から27日まで。7日に発令した東京、神奈川、埼玉、千葉とあわせ11都府県。中国や韓国など11カ国・地域とのビジネス往来も期間中はやめ、外国人の新規入国は原則として停止。国内感染者数は13日、空港検疫などを含めた累計総数で30万人を超えた。

 

イタリア、非常事態宣言延長114日)イタリア保健相は13日、非常事態宣言を4月末まで延長すると表明した。従来は1月末までの予定だった。

 

■日本:20年1~11月輸出は864.0万㌧、ベトナム向けが311.9万㌧、全体の36.1%へ=11月輸出は68.9万㌧。前年同月比では3.7%増だが、単月で90万㌧を超えた前月比では25.3%の減となった。1~11月累計は864.0万㌧。前年同期(689.2)比では25.4%増で、年換算ベースでは900万㌧台乗せの勢い。国別のトップはベトナムの311.9万㌧、前年同期比59.5%増。全体シェア36.1%。次いで韓国270.7万㌧、前年同期比25.4%減。全体シェア31.3%に後退した。3位台湾106.6万㌧(シェア12.3%)。上位3か国の合計シェアは79.7%に達した。4位バングラデュシュ78万㌧(シェア90%)。5位マレーシア55万㌧(シェア6.4%)。6位タイ16.1万㌧(シェア1.9%)と多岐にわかれた。

 

■東北デーバー8万円を目指す(113日・産業新聞)=東京鉄鋼と伊藤製鉄所の棒鋼共販会社、東北デーバー・スチールは1月以降の棒鋼販売価格について8万円を目指す方針だ。

 

■アジアのビレットマーケット、続騰(113日・産業新聞)=アジアのビレットマーケットは高炉原料価格、鉄スクラップ価格の上昇を受けて続騰し、CFR(運賃込み条件)600ドル(約62500円)を超える水準で推移。中国の鉄鋼需要を受け強い基調を維持しそうだ。

 

WHO、集団免疫「今年中難しく」112日)世界保健機関(WHO)は11日、ワクチン接種が進むものの「集団免疫」は21年中に達成できないとの見通しを示した。

 

■日本製鉄、薄板販価格15000円(約2割)値上げ(112日・産業新聞)=日本製鉄は12日までに、薄板品種の販売価格について、熱延黒皮・酸洗・冷延・めっきの全品種を2月出荷相当分から15000円(約2割)値上げする。昨年10月出荷からの5000円に続く第2弾の値上げで、本年度に入っての累計の値上げ幅は2万円となる。

 

■東京デーバー販売、1月契約分から8万円に引き上げる(112日・産業新聞)=東京鉄鋼と伊藤製鉄所の鉄筋棒鋼共同販売会社、東京デーバー販売(社長=飯塚一夫・東京鉄鋼上席執行役員)は鉄筋棒鋼1月契約分から8万円に引き上げる。昨年121日契約分で同3000円、同1214日契約分で同5000円値上げしたものの、鉄スクラップ価格がさらに上昇し採算が悪化していることから再び販価を見直した。

 

熱延コイル、9年3ヵ月ぶり高値19日)=HⅭの東アジア価格が201110月以来、93カ月ぶりの高値。東アジアでの取引価格(運賃込み)は700730ドル前後。中国国家統計局によると、インフラや工場の建設など固定資産投資は111月累計で前年同期比2.6%増加。11月自動車生産(中国汽車工業協会調べ)は前年同月比で10%増えた。旺盛な内需の結果、中国の111月鋼材輸出量は4882万トンと前年同期比で18%減った。日本では熱延鋼板(1.6ミリ品)の東京流通価格は78千円前後。昨年11月に3%上がった後は横ばい圏だ。東京製鉄などが値上げを進め、問屋も販価引き上げを急いでいる。

 

■千代田鋼鉄、電気炉更新完工(17日・産業新聞)=細物鉄筋棒鋼メーカー、千代田鋼鉄工業の綾瀬工場電炉更新工事が完工し、5日、製鋼工場新電気炉火入れ式を行った。

 

■共英製鋼、1月販売棒鋼販売価格を78000円に引き上げ(17日・産業新聞)=共英製鋼は6日、1月販売分の異形棒鋼販売価格を全事業所とも78000円に引き上げると発表。鉄スクラップ価格が急騰。「この非常事態を乗り切るために製品値上げは急務」とした。

 

世界粗鋼生産量6.6%増(12月24日)世界鉄鋼協会がまとめた世界64カ国・地域の11月の粗鋼生産量は前月比31%減、前年同月比6.6%増の15826万トン。前年比プラスは4カ月連続で、日産量は02%増と7カ月連続で増えた。111月生産は167040万トンと前年同期比13%減。EUは5.5%増の1280万トン。EUが前年実績を上回るのは201811月以来24カ月ぶり。ただし多くが推計値で翌月以降見直しの可能性がある。

 

21年度鉄鋼需要見通し(201217日 日本鉄鋼連盟hp)▼2020年度=鉄鋼内需は感染症拡大の影響により、前年度比10%を若干上回る二桁減を見込む。鉄鋼外需は世界的に鉄鋼需要は落ち込んでおり、日本の鉄鋼輸出も前年度比減となる見込みである。粗鋼生産は内外需要がともに減少し前年度比10%台後半の大幅な減少を見込む。▼21年度=鉄鋼内需は前年度の大幅減の反動により増加が見込まれるが、回復ペースは緩やかと見られる。建設業では土木部門で「国土強靱化5か年加速化対策」に伴う鋼材需要が期待される。建築部門の鋼材需要は前年度比横ばいとなる見通し。製造業では自動車部門が外需を中心に回復すると見られる。機械部門は設備投資が緩やかに回復すると見られ鋼材需要も持ち直しが 期待される。▼鉄鋼外需は前年度比では回復する見通し。日本の鉄鋼輸出は20年度を上回ると見られる。▼21年度の粗鋼生産は、内外需の持ち直しを背景に前年度比では増加する見通し。▼リスクとして感染症拡大状況、米中貿易摩擦、中国経済の動向等に引き続き注視していく必要がある。2011年度の鉄鋼需要の動向(まとめ) (jisf.or.jp)

 

■21年13月期の粗鋼生産量は年同期比2.5%減の2350万㌧(1223日)=経産省22日発表の20年度第4四半期(2113月)粗鋼生産は年同期比2.5%減の2350万㌧になりそうだと発表した。自動車向けの需要回復をうけ、前年実績比の減少幅は201012月期見込みの7.4%減から縮小する。四半期ベースの回復傾向は鮮明だ。前年同期比の減少率は、46月期(30.6%減)や79月期(22.7%減)と比べても大幅に縮小する。▽20年度の粗鋼生産は前年度比16.2%減の82494千トンまで落ち込む見通しだ。2年連続で1億トンを割り、8千万トン台となるのは1971年度以来で、約50年ぶりの低水準となりそう。

 

■中国、鉄スクラップの新国家規格を承認(1221日・産業新聞)=中国の国家市場監督管理総局は14日、鉄スクラップの新国家規格「再生鋼鉄原料」(GB/T397332020)について来年11日の適用開始を承認した。再生鋼鉄原料の加工と輸入に適用される。税関コードの制定に数カ月要し、その後に輸入解禁となる見通し。中国による鉄スクラップの輸入増加が確実視され、日本の鉄スクラップの需給や価格に大きな影響を与えそうだ。

 

■鉄連会長、21年度粗鋼生産「8500万㌧から9000万㌧へ回復」(1218日・産業新聞)=鉄鋼連盟の橋本英二会長(日鉄社長)は17日、21年度全国粗鋼生産について「8500万㌧から9000万㌧の回復は考えられる」と20年度予想の8000万㌧強から増加する見通しを述べた。1億㌧を3年連続で下回る見込み。

 

中国鋼鉄工業協会、鉄鉱石市場の調査・監督を当局に求める(1215日・産業新聞)=中国鉄鋼団体の中国鋼鉄工業協会は鉄鉱石の価格が急騰のなか国家市場監督総局と中国証券監督管理委員会に鉄鉱石市場の調査・監督を行い、法規制違反を厳しく取り締まるための効果的な措置を求める。鉄鉱石輸入価格は5月以降上がり続け、先週末に年初比7割高のトン155ドル超と約8年ぶりの高値となり、鉄鋼企業の収益を急速に圧迫している。

 

マテック・石狩新港事業所、試運転開始(1215日・産業新聞)=マテック(本社=北海道帯広市、杉山博康社長)は14日、昨年10月から建設を進めていた石狩新港事業所の試運転を開始した。総事業費は約30億円。道内最大規模の2000馬力シュレッダーを設置し、鉄スクラップと廃車破砕処理を行う。1月末から2月上旬にかけて本格稼働に入る。

 

■広島・呉、「こっこー」土木分野に参入(1214日・産業新聞)=こっこー(本社=広島県呉市、槙岡達也社長)は9月末、建設業の村上工務店(広島市)を買収し子会社化。既存事業とのシナジーを高め、土木事業の拡大を目指す。製鉄所の構内作業で使う大型吸引車や重機を、構外工事に転用するなど、新事業の開拓にも注力。日鉄・呉の上工程休止まで1年を切る中、構内社員の雇用を守るため、収益確保と事業基盤の再構築を加速する。

 

■鉄鋼懇談会長、鉄鉱石や鉄スクラップは下がることはないとの前提で(20/12/4・産業新聞)=鉄鋼産業懇談会の中村真一会長(日鉄副社長)は3日開催の会議後、中国について「粗鋼生産が世界の5割以上を占め、世界の鋼材の需給や市況に影響を与え続けている。内需が強く、高水準の粗鋼生産が続くとみると鉄鉱石や鉄スクラップなど原料価格は上がることはあっても下がることはないという前提で考えなければならない」と語った。

 

■鉄鉱石、21年1~3月期価格は11454FOB=日本の高炉3社の21年1~3月期価格(西豪州ピルバラ鉄鉱石・62%粉鉱)は11454FOBで前期比12.23㌦(11.95%)値上げされた。価格レベルは1446月期の118㌦以来、ほぼ7年ぶりの高値水準。

 

■強粘炭1012月期価格は115.97FOB=製鉄会社向けの強粘炭201012月期期契約価格は115.97FOBで前期比5.8㌦(5.3%)値上げされた。なお2013月期147.05㌦。46月期135.77㌦。79月期110.17㌦で推移した。

 

日本製鉄、室蘭・君津の2高炉再稼働20/11/25日本製鉄は6月に一時休止した君津の高炉は24日、改修工事のために7月から止めていた室蘭製鉄所の高炉1基は22日にそれぞれ稼働を再開した。感染拡大以降、改修も含めて計5基の高炉を一時休止した。室蘭の改修では炉の容積を3014㎥と改修前から3.9%拡充した。

 

■中国、鉄スクラップ輸入制限解除で1200万―1500万トン輸入の可能性も(20/11/17・産業新聞)=中国の鉄スクラップ業界団体・中国廃鋼鉄応用協会の李樹斌常務副会長は7日、「政府が鉄スクラップの輸入制限を解除すれば月100万㌧、年1200万~1500万㌧輸入する可能性がある」との見方を示した。沙鋼や馬鞍山鋼鉄、日照鋼鉄など鉄鋼大手がそれぞれ月15万~20万㌧輸入するとみている。輸入制限は21年上期に緩和されるとみられており、中国の大量輸入は日本の鉄スクラップの輸出や価格、鉄鋼の生産コストに大きく影響しそうだ。

 

■JFE、福山・第4高炉が通常操業が可能に(20/9/18・産業新聞)=JFEスチールは17日、先月26日に送風を再開してバンキングを解除した福山・第4高炉(炉容積5000㎥)の通常操業が可能となったと明らかにした。今後、出銑比を段階的に引き上げる計画。