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本稿は現在執筆中の「日本鉄スクラップ業者史」の第四部、 不確かな未来への一章題をHp読者のため抜き書きしたものである。 第四章 ビジネスとしての「社会的信認」 1 鉄スクラップ業者としての立ち位置 ■歴史的承認=鉄スクラ... もっと読む »
第九章 六十年間のまとめとして 金属屑営業条例は、制定の始めに法的正統性が疑われた。なにしろ日本占領の任にあったGHQ時代に、国法(古物営業法)で営業の自由が認められた鉄屑商売に、地方条例(佐世保、山口など)が、敢えて罰... もっと読む »
復活する金属屑営業条例 第八章 第四波 条例復活・新規制も登場より 1 岐阜県 使用済金属類営業条例を再制定 岐阜県は1957年(昭和32)金属屑の盗難多発を防止するため「金属くず営業条例」を制定したが、98年以降の世界... もっと読む »
本稿は来年(2017年)出版予定の「日本鉄スクラップ業者史」の第一部「金属屑営業条例とリサイクル新法」の序章と第十章(まとめ)の全文原稿案である。なお第二部では「鉄屑カルテルと鉄鋼需給安定法と業者」、第三部以下では「金属... もっと読む »
第二部 鉄屑カルテルから鉄鋼公開販売まで 筆者は先に「日本鉄スクラップ史集成」個別史で「鉄屑カルテル及び業者対応史」を世に送った(13年11月)。鉄屑カルテル(需給委員会)と業者の動きを一覧したものだが、当時の鉄屑業者の... もっと読む »
その制度 ■法制・独占禁止法 まず鉄屑カルテルが日本の独禁法の形を変えた。 独禁法は「企業の私的な独占及び不当な取引に制限」を禁じていた。その柱が第4条、第5条でわずかに適用除外の例外を認めたのが24条だった。国は鉄屑カ... もっと読む »
第一波 朝鮮戦争下、軍港佐世保が発端(1950年12月) 条例制定には大きな波がある。第一波は、50年(昭和25)12月長崎県佐世保市の市条例として始まり、51年3月山口、7月福岡、8月広島、翌52年5月高知、12月鳥取... もっと読む »
2017年・鉄スクラップマーケット展望(冨高試論) 2016年回顧 2016年を表す言葉として、オックスフォード大学出版部が「ポスト・トゥルース(真実)」を選んだ。端的に言えばウソがまかり通ったということだ(12月23日... もっと読む »
▼古物営業法との関係=明治の古物商取締條例(1884年)は「古物商とは古道具(略)や古銅鉄、潰金銀を売買する者」と定義したが、戦後制定の古物営業法(1949年)では「金属くずは古物ではなく原材料として古物営業法から除外さ... もっと読む »
■鉄スクラップ基準(H2炉前)価格=H2炉前価格は、内外経済・鉄鋼需給の変化をそのままに映して、経済指標の一つとなる。鉄源協会調べによる同価格(関東・中部・関西3地区平均)は、バブルがはじけた81年度から85年度前半まで... もっと読む »