ご挨拶
私は業界紙記者として論理的記述に徹しました。ただ業を了えた後も、しかし作文は生活の一部に残りました。Hpを開設し、目の前を流れる世間を、状況を、分析し、時にコメントを公表しました。
また折に触れた情感を14行に分かち書き、起承転結を求めて「ソネット」の文飾をねらいましたが、実態は感性の発露としての「詩」にほど遠く「述志」のそれに近かったようです。
とはいえ、それらの「詩らしきもの」を搔き集め、私は先に「ある日 詩らしきものとコラム」(2022年7月)を、その続編として「ある朝(あした)に Ver・2」(2024年7月)を株式会社共和印刷様の好意により世に送り出しました。
ただその印刷会社が8月の末をもって廃業するとの連絡を受けました。
そこで今回「ある日の便りに Ver・3」との標題で、私自身の「とりまとめ」として、急ぎその後を追うこととした次第です。
敢えて言えば、これらの詩(志)らしきものは、私の吸う息、吐く息の脈動でした。
また時に触れ、対外的な意見表明として、hpにアップしたのが一群の「コラム」です。
「匿名」でなく、自身の発言に「署名」し、市民としての参加責任を果たす覚悟でした。
目次
ある日の便りに 詩らしきものとコラム Ver・3 3
「ある朝に 詩らしきものとコラム Ver・2」(24年7月版再掲) 19
ある日 詩らしきものとコラム(22年7月版再掲) 45
またある時の「つぶやき」として 56
「ある日 詩らしきものとコラム」(22年7月版)の補遺 70
対外的発信として――「言うべき」ことは言う 76
文学的雑感として 93
二十歳代の若書きの断片(22年7月版再掲) 101
その終わりに 109
後記 111
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定価 2400円(税込み)+送料別途
発行 2025年7月30日
著者 冨高 幸雄