はじめに=本稿は鉄スクラップ企業の勉強会で、参加者に「ネット情報」検索のための手引きとして提示したものである。ここでは最近の各種法規制、カーボンニュートラルに向けての鉄鋼業界の取組、並びにGX推進法・排出量取引制度に関する一例を取り上げた。安易にチャットGPTに頼ることなく、まずオリジナル資料を確認し、検証することを推奨した。
古物営業法・金属屑条例・金属盗防止法関係
■検索手順=「法律名を入力」→「法令リード」→「古物営業法」が出る。
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営業法 古物営業法|条文|法令リード
検索方法=左端には各条の一覧。右端に「関連法令」例えば施行令、施行規則がある。
1 千葉県「特定金属類取扱業規制条例」
県警案内=https://www.police.pref.chiba.jp/fuhoka/window_kinzoku-jorei.html
条例本文=https://www.police.pref.chiba.jp/content/common/000067785.pdf
2茨城県警「特定金属類取扱業条例」(改正条例)
条例本文=kinzokumokuji_01.pdf 条例規則=kinzokumokuji_02.pdf
3 金属盗防止法(盗難特定金属製物品の処分の防止等に関する法律)
警察庁案内=金属盗対策|警察庁Webサイト
法律本文=盗難特定金属製物品の処分の防止等に関する法律 | e-Gov 法令検索
カーボンニュートラル関係
カーボンニュートラルに関する日本鉄鋼業の基本方針 21年年2月15日・日本鉄鋼連盟
「カーボンニュートラルに関する日本鉄鋼業の基本方針」の策定について」 (jisf.or.jp)
経産省 2021年10月15日経済産業省 「カーボンニュートラルへの技術の道筋」他
「トランジションファイナンス」(資金供給)に関する鉄鋼分野における技術ロードマップ(案)
https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/transition_finance_suishin/pdf/003_05_00.pdf
鉄鋼業のカーボンニュートラルに向けた国内外の動向等について - 経済産業省
22年9月12日 経産省製造産業局(pdf資料-全36p) ―― 重要!!!
■カーボンニュートラル行動計画報告・24年2月14日 産構審鉄鋼WG報告資料
鉄鋼各社のカーボンニュートラル戦略(各社hpより)
1 日本製鉄21年3月 20210330_ZC.pdf (nipponsteel.com)
2 JFEスチール 22年9月1日 carbon-neutral-strategy_220901_1.pdf (jfe-steel.co.jp)
3 神戸製鋼 気候変動への対応|KOBELCO 神戸製鋼
4 東京製鉄 長期環境ビジョン | 東京製鐵の環境への取り組み (tokyosteel.co.jp)
炭素税について
1 諸外国における炭素税等の導入状況(2017年3月現在・環境省)=フィンランド8,170円(輸送用)。スェーデン15,670円(標準税率)。デンマーク3,050円。スイス9,860円。フランス4,020円。ポルトガル900円。カナダBC州2,730円。intro_situation.pdf
*日本の炭素税1トン当たり289円(原油・石炭、LPG/LNG、石炭)。
2 EUの炭素国境調整メカニズム(CBAM)(2023年8月31日) 23年8月 Jetro
https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/special/2023/0801/a48cfe7206a68970.html
GX推進法・資源有効利用促進法改正法関連
1 GX推進法・資源有効利用促進法改正法
経産省・環境省案内=「脱炭素成長型経済構造への円滑な移行の推進に関する法律及び資源の有効な利用の促進に関する法律の一部を改正する法律案」が閣議決定されました
新旧対照法文=20250225001-4.pdf
2 GX推進法・資源有効利用促進法改正法案の概要と実務対応
https://www.businesslawyers.jp/articles/1459
排出量取引制度(GX-ETS)
1 その概要=https://gx-league.go.jp/action/gxets/
経産省説明=001_03_00.pdf
日経BP説明=「クレジット利用は1割まで」排出量取引制度の政府案 排出枠割り当ての指針は秋以降に | ESGグローバルフォーキャスト
GX-ETS 解説=GX-ETS(排出量取引制度)をわかりやすく解説|仕組み・算定方法・今後の展開 - CARBONIX MEDIA
専門家が図解=https://franksdgs.com/japan-gx-ets-emission-trading-scheme/
日本の排出量取引制度は、単体で存在するわけではありません。「成長志向型カーボンプライシング構想」という大きな枠組みの中に位置づけられています。その中心となるのが、以下の3つの柱です。
- 1 GX-ETS(排出量取引制度): 今回の主役。企業の排出削減を促す市場メカニズム。
- 2 化石燃料賦課金: 2028年度から導入予定。化石燃料の輸入事業者等に対し、CO2排出量に応じて課金される仕組み。炭素に対する明示的な価格付けです。
- 3 GX経済移行債: 上記の賦課金収入などを償還財源として、今後10年間で20兆円規模を発行。脱炭素に向けた企業の先行投資を支援します。
GXリーグ
GXリーグ公式Web=GXリーグ公式WEBサイト | GXリーグ公式WEBサイト
大和総研解説=: https://www.dir.co.jp/world/entry/gx-league
以上